心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

心理カウンセリングを受けてみた

アダルトチルドレンとしての自覚を持った

私が一番最初に救いを求めたのは

心理カウンセリングだった。

 

始めは、自分のネガティブな心の内を

人に話すなんて無理!と思っていたが

一人で考え続けても同じ所をぐるぐるして

一向に出口が見えないので

お願いすることにした。

 

 

*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*

 

 

いざカウンセリングを受けてみると

これがとても良かった。

 

自分の話すことを受容され、共感され

安堵したことを覚えている。

私は「あなたが悪い」とか

「そんなふうに思うのはおかしい」とか

言われることを恐れていた。

でもそんなことは言われない。

この安心感が私の安全基地として機能する。

 

そうして自由に話しているうちに

心の中は勝手に整理されていく。

そして今まで見えなかったことに

自分で気づいていく。

 

またカウンセラーの質問も大事だ。

 

カウンセラーは共感しながらも、一方で

クライエントを外側から客観的に見る。

ものごとの全体像を見る。

そのバランス感覚の中から発せられる

質の良い質問がある。

 

その質問を受け、それについて考える時

クライエントには新たな思考回路が生まれる。

お馴染みの考えの中にいたら

いつもと違う方向から飛んできた質問。

 

そんなこと考えたことなかった!

そんなこと思いつきもしなかった!

という感じだ。

 

この時、特定の思いや考えに

凝り固まった自分の中が

良い意味で撹拌される。

そして、新たな視点を得ることができる。

 

私は、視点というのは

多ければ多いほどいいと思っている。

 

ものごとの全体像を見たり

相手の事情に思いを巡らせたり

結果的に自分を客観視でき

見えなかったものが見えてくる。

 

より自分を知ることができる。

 

自分はいつもこの反応をするんだな、とか

自分はこの思いが強いんだな、とか

自分は本当はこうしたかったんだ、とか。

 

 

*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*

 

 

カウンセリングは始め週一回

落ち着いてきたら月二回、通った。

そうして半年もしたら

私のなんだかよくわからない

どうしようもない怒りは治っていった。

 

 

 

途中、自分を知ることが

しんどくなった時期があった。

自分の弱さ、ずるさ、意地悪さを知るたび

本当に自分が嫌になった。

 

あんなに母親を悪いと責めて

周りの人も責めていたのに(心の中で)

自分はどうなんだ?と視点を移せば

自分も母親と同じことをしていたのだ。

 

大嫌いな母親と自分も同じ。

「自分はなんて嫌な人間なんだ。

死んでしまえばいい」と思った。

そして本当に死にたくなった。 

 

でもこの時、1ミリだけ

自分を擁護する気持ちが残っていた。

「私は本当にダメな人間か?」

 

この1ミリに救われて

私は今ここにいる。

 

自分が嫌だと思う自分を認めたのだ。

本当に自分を許すというのは

なかなかにハードルが高い。

自分を受け入れるというのも

抵抗があるかもしれない。

 

でも、「知って認める」なら私はできた。

「自分ってこんなところあるんだ」以上。

それを誉めも罵りもせずにそのまま放置。

 

そうして、私は

カウンセリングで通過する落ち込みを

なんとか浮上することができた。

 

 

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カウンセリングは、自分を知り

自分を楽にするのにはお勧めだ。

 

つくづく、自分を知るということが

癒しへのスタート地点だなと思う。

 

 

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