心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

人と同じになろうとしてた

私は、子どもの頃からなんとなく

みんなについていけないなぁ

という感覚がありました。

体力がないのですぐに疲れてしまうのです。

 

それでも、みんなと同じにならなければと

何事も必死にこなしていたように思います。

 

 

 

それは大人になってからも同じで

主婦として、妻として、母として

これくらいやらなければならない

これくらいみんなやってる、と

がんばってきました。

 

けれど、がんばってもがんばっても

みんなと同じようにはできなくて

無理をするから体を壊して、本当に

自分のことを情けなく思っていました。

 

 

 

*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*

 

 

 

でも、落ち着いてよく考えてみると

私は子どもの頃から少食で

冷えやすく、上手に眠ることも

深く呼吸をすることもできず、体も小さく

体質的に馬力のない体だったのです。

 

これは持って生まれたもので

私の努力ではどうしようもありません。

 

なのに、私は人と同じになろうとしてた。

あれもやろう、これもやろう

みんなはやってる、みんなはできる

みんなはこのくらい平気でやってる

だから私もやらなくちゃ、と思っていました。

 

人と同じようにできないことを

母や夫に責められたこともありました。

なにより、私自身が人より劣ったらダメだと

思って無理をしてきたのです。

 

でも、私はみんなじゃない。

みんなと同じになんて無理だったのです。

 

 

 

 

私は、自分を無視して

人と同じになろうとしていたことに

気づきました。

 

自分のできる量、自分のペース

自分の持って生まれた資質があるのに

それを尊重しないで、全く無視して

人に合わせようとしていたのです。

 

 

私は、それまで無理をさせてきた自分に

申し訳なかったと思い、謝りました。

「私は私に優しくなかった。

愛が足りなかった。本当にごめんなさい」と。

 

そして、これからは自分を大切にして

尊重することを約束しました。

 

例え、人が顔をしかめても

人に咎められても、人と違っていても

誰もやったことなくても

変わった人だと言われても

私は自分自身のままでいて

自分の自由と心地よさを

追求していこうと思いました。

 

 

*〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜*

 

 

それは、自分が人とは違うということを

受け入れた瞬間でした。

 

でも、人と違う自分を生きるのは心細いです。

だからこそ、苦しい思いをしてまで

人と同じになりたかったのですから。

 

人と違う自分を生きるには勇気が必要です。

自分ひとりでもそうするんだという

自立心も必要になります。

 

 

 

でも、本来、人はひとりです。

その孤独さえも受け入れて

自分という与えられた人生を生きていく。

その先に心の平穏があります。

 

 

 

人と同じになろうとすることを手放したら

私は自分がホッとして喜ぶのを感じました。

そして、

とてもくつろいだ気分になったのでした。

 

自分自身のままでいられる喜び

楽さを心の底から感じました。

 

 

 

 

ただ、自分のままで生きていけばいい。

この世の中は楽なところなのです。

 

 

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