心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

怒りを溜めると怒りたいことが起こる

アダルトチルドレン

感情を素直に感じるのが苦手です。

 

 

 

特に、怒りなどのネガティブな感情は

感じるのがしんどいので

なかったことにして、そのまま

しまいこんでしまうことがよくあります。

 

「怒ることはよくない」と禁止したり

「自分は怒ってない」と認めなかったり。

 

 

 

子どもの頃の親に対する怒りは

自分の生存を脅かす危険なものだったので

それはとても認められず

その怒りを自分に向ける

ということをよくしてしまいます。

 

「親に対する怒りが自分の生存を脅かす」とは

親と敵対するということは

自分を保護してくれる存在を失うことと

イコールということです。

 

だから、それは決してあってはならず

どんなに酷い親でも、小さな子どもは

「悪いのはお母さん(お父さん)じゃない。

自分が悪い子なのがいけないんだ」と

思うことにします。

その方がまだ心の平穏が保てるからです。

 

 

 

そうやって、本当は感じている

親に対する怒りをないことにするのを

子どもの頃からずっと続けているのですから

大人になっても、日常的に

怒りを感じるのは苦手なのだと思います。

 

アダルトチルドレンにとって

怒りは危険な感情なのですね。

 

 

 

そんな怒りという感情ですが

怒りを抑圧すると、その時は楽なのですが

心の中には怒りが溜まったままで

日常的にそれを繰り返していると

怒りはどんどん溜まっていく一方です。

 

すると、どんどん苦しくなって

何を見ても腹立たしく感じ

年中イライラしてしまうことになります。

 

必死に隠しているけれども

怒りが漏れちゃってる感じです。

 

 

 

そこまでくると、まるで

「さあ!思う存分怒ってください!」

とでもいうような、自分にとって

腹立たしいアクシデントやトラブルに

よく遭うようになります。

 

みんなでお店に入ったのに

自分の傘だけ盗まれたり

自分の注文したものだけ遅かったり

自分の席にだけゴミがあったり

自分だけ丁寧に扱われなかったり

イラッとすることが起こります。

 

それは「怒りたいんでしょう?

怒っていいよ」という

自分の心の底からのメッセージです。

 

 

 

私は今までの経験上

怒りたいことが続いたら

一度立ち止まって

自分を振り返ることにしています。

 

「何か怒りたいことがあるんじゃない?」

「目の前の細々としたダミーの怒りではなく

本当に怒りたいことがあるんじゃない?」

と自分の本音と向き合うのです。

 

素直に自分の心の中を眺めて

溜めてしまったあれやこれやの怒りを

「私は怒っている」と認めて

しっかりと感じます。

 

すると、自分に起こっていた

腹立たしいアクシデントやトラブルは

ピタリと起こらなくなります。

 

感情はいつでも感じて欲しがっていて

それを「ある」と認めて

しっかり感じてあげれば流れていき

もう何も訴える必要がなくなるからです。

 

 

 

不思議なことのようですが

自分の心は周りに反映されるので

こういうことが起こります。

 

 

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