心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

自分の人生を生きるために

アダルトチルドレンの私は

ずっと本当の自分を殺して生きてきました。

 

本当の自分、ありのままの自分では

受け入れてもらえないと思い

自分を捨てて生きてきました。

 

 

 

 

思ったことは言わない。

特に負の感情は隠す。

何でも相手の希望に合わせる。

自分はほっておいて

とにかく相手を喜ばせる。

人の欲望をいち早くキャッチして

それを叶えるために動く。

 

 

 

 

生き残るためにそうしてきましたが

次第に自分の周りには

とても分厚い鎧が出来上がっていました。

 

「笑顔の鎧」「優しさの鎧」「いい人の鎧」

そんな鎧が何重にもなって

本当の私の周りをがっちりと囲み

私を守ってきました。

 

この鎧のおかげで

私は人からの攻撃を防いできたのです。

「あなたの味方だよ♡攻撃しないでね♡」

というふうに。

 

アダルトチルドレン

人からの批判や攻撃が一番怖いのです。

 

 

 

 

この鎧に守られていたのだから

私はこの鎧に感謝しています。

 

でも、ある時

この鎧をつけている間は

本当の自分を生きられず苦しいままだ

と気づいたのです。

 

守られているけれど苦しい。

それは、私が本音を言わず

自分のしたいことをせず

本当の自分を生きていないからです。

 

 

 

 

私は、苦しくて、モヤモヤして

自分を殺して抑え込んでいることに

限界を感じました。

 

そして、本当の自分を生きよう

と決心したのです。

 

 

 

 

普段の自分は、鎧をつけた自分だったと

気づいた瞬間に鎧は外すことができます。

本当の自分じゃない、本心じゃない

という自覚が本当の自分を取り戻す

スタート地点です。

 

鎧が自分自身だと信じ込んで

鎧と自分がぴったりと一体化していると

「本当の自分」と言われてもピンときません。

 

だから、自分に嘘をついている気持ち悪さ

違和感、モヤモヤ、苦しさなどは

大切な感覚です。

そして「自分は苦しい!」と

気づくことが大切なのです。

 

 

 

 

私は、本当の自分を生きるために

鎧を外して、ルールもなくして

「べき」もなくして、目標も立てず

裸のそのまんまの自分で

自由でいることにしました。

 

始め、さぞかし楽しくて幸せになるだろう!

と思っていたのですが、予想に反して

そんなに楽しくありませんでした。

 

鎧をつけず、自分のままで、自由でいることが

なんだか怖くて、落ち着かなくて

モヤモヤソワソワしました。

 

自分のままでいることも、自由でいることも

それまでやったことがないのですから

当たり前の反応だったのだと思います。

慣れていないので怖くなるのです。

 

それでも、安心する前のやり方に戻れば

自分を生きることなどできないと

わかっているので、グッと堪えました。

 

キラキラしようとしたり

目標設定して努力したりすれば

楽だと思うけれど、嘘だと知っているから

もうそれはしたくありません。

 

努力するのは一見良いことのようですが

今の自分と向き合うことが疎かになり

ある意味逃げているのです。

「もっと良い自分になれるはず」という

幻想を追い求めているとも言えます。

 

なので、何かを目指したり

何かになろうとするのはやめて

今の自分とがっつり向き合う

がっつり付き合う

ということがしたかったのです。

(人生のタイミングの中で

努力が必要な時ももちろんあります)

 

 

 

 

 

私は、自分のまま自由でいることに

モヤモヤソワソワするけれども

そのままソワソワしていることにしました。

 

慌てて、それをなくそうとしないで

そのソワソワを感じて味わおうと思いました。

 

そうしていたら

今度はそれまで押さえ込んでいた

不安や恐怖を感じるようになりましたが

それもそのまま感じていました。

 

それは、潜在意識に溜め込んでいたものが

蓋を緩めたことによって

上がってきてくれたものなので

むしろ嬉しいことでした。

 

感情自体は不快ですが

きちんと感じれば癒されると

わかっているので歓迎することなのです。

 

 

 

 

 

そうしてソワソワを味わっていると

だんだんその状態に慣れてきて

落ち着いてきました。

 

こうして私は、自分に嘘をつかない

自分の人生を生きるスタートを切りました。

 

 

 

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