心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

猛烈に人を責めたくなる時

私の夫は仕事が多忙で

二人の男の子の子育ては

専業主婦の私のほぼワンオペです。

 

 

 

でも、この二人の息子の子育ては

なかなかに大変で

発達障害あり、不登校あり、で

私の手に負えない…と

後向きになることもたまにあります。

 

 

 

そんな時、私は、家にほとんどいないで

子どもとの関わりを持たない夫を

責める気持ちでいっぱいになります。

 

 

 

子育てに関わろうとしないで

父親の役割を果たしていない。

仕事を隠れ蓑にして

しんどい子育てから逃げている。

子どもに興味を持たず

自分のことしか考えてない。

私がどれだけ苦労しているかわかってない。

 

など、責める言葉は後から後から出て

心の中に渦巻きます。

 

これをこのまま口に出して相手に伝えても

だいたいはお互いに責め合いになり

ケンカになります。

 

 

 

 

 

 

でも、不思議なことに

この夫を責める気持ちが

全くないという時もあるのです。

 

そういう時は夫に対して

「毎日、大変な仕事をして

私たちを養ってくれている。

あんなに忙しいのに体も壊さず

がんばってくれている。

そういえば、お休みの時は

子どもと遊んでくれた。

彼なりにできることはやっているのだ」

などと思っています。

 

私が不満に思っている人とは

まるで別人のようですが

夫は何も変わってなくて

変わったのは、私の心なのです。

 

 

 

 

 

 

私は、自分がどんな時に

猛烈に夫を責めたくなるのだろう?

どんな時に夫に感謝できるのだろう?

と考えてみました。

 

 

 

すると、夫を責めたくなる時は

私が不安で、自信がなくなって

将来が怖くてたまらないという時だと

わかりました。

 

(子どもに問題が起きて)

この子はどうなってしまうのだろう?

なぜこんなことになってしまったのか。

もう私にはこの子を

育てられないかもしれない。

もう疲労困憊だ。

 

などと思っている時です。

私がこんなに大変なのに

父親が同じ苦労をしないなんておかしい!

というわけです。

 

 

 

 

でも、同じように子どもに問題があっても

それほど不安にも思わず、絶望もせず

「今、この子にできることは何かな?

焦らないで、今は少し様子を見よう。

ずっとこのままなどあり得ない。

必ず成長して、必ず変化して

この子の未来は明るいはずだ」

と将来を楽観している時もあります。

 

こんな時は、夫に対しても

家族として存在してくれていることへの感謝

仕事を真面目にしてくれていることへの感謝

夫なりの子どもへの関わりを認める気持ちを

持つことができます。

 

夫のほんの些細な心がけを見逃さず

「そんな程度で!」と言わず

そこを救い上げて

夫の子どもへの温かな気持ちに

フォーカスすることができます。

 

そういう心持ちでいると

自分が助けて欲しい時には

素直に相談することができて

そういう時の夫は、まるで別人のように

親身になって私を助けてくれます。

 

言いたいことは同じ「助けて!」なのに

不満に思い責めながら言うのと

感謝して相手を認めながら言うのでは

ここまで結果が変わるのかと驚きです。

 

 

 

 

 

これは、結局、私の心の

在り方次第なのだとわかりました。

 

私が、不安に苛まれいっぱいいっぱいだと

夫のマイナス点に目がいき

まるで、私の不安の原因は夫のせいだ、と

錯覚を起こします。

 

でも、私の心が落ち着いて

自分自身としてしっかりしている時は

夫の良い点、ありがたい点に目がいき

感謝の思いでいっぱいになります。

 

夫という、ひとりの人間は

何も変わってないのに

私がどこにフォーカスしているかで

こんなにも態度が変わってしまうのですね。

 

我ながら、びっくりです。

 

 

 

 

誰かを猛烈に責めたくなったら要注意。

今の自分の心のコンディションはどうか?

心の在り方はどうなっているか?

自分を責めていないか?

気をつけようと思いました。

 

相手は関係ない、自分次第なのです。

 

 

 

 

 

 

それに、人のマイナス点を責めるのは

愛じゃないなぁとも思います。

 

人は、マイナス点を必ず持っているし

それはなくなることはないのだから。

マイナス点は優しく見守り

そのままにしておけばいいのです。

 

 

 

まずは、自分のマイナス点を優しく見守り

そのままにしておくこと。

自分の欠点に優しくなることですね。

 

自分を愛することが

人を愛することにつながっていきます。

 

 

 

f:id:miiko-3:20210509132834j:image