心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

嫌な感じセンサー

以前の私は

自分のことがよくわかっていませんでした。

 

 

 

自分が今どう感じているのか?

自分はどんなことをよく考えているのか?

自分の心の中は何で占められているのか?

 

こういうことに無自覚で

まるで眠ったまま生きているようでした。

 

 

 

自分のことがわかってないので

傷つけてくるような人から逃げなかったり

疲れているのに休まなかったりしました。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、なんとなく地味に

私に意地悪してくる人がいました。

 

その人とは「友達」だったのですが

その人と会って話をすると

その後、なんとなく落ち込んだり

悲しい気持ちになったりするのでした。

 

でも、私はその自分の心の感じを

軽く考え、あまり取り合わないで

その人と付き合い続けました。

 

その間、私はその人に

傷つけられ続けたのです。

 

 

 

 

 

 

でも、自分の心が何を感じているか

自分の心に意識を向けるようになると

私はいろいろなことに

気づくようになりました。

 

 

 

その人は私が落ち込むことを喜んでいる。

だから、私が落ち込むようなことを

さりげなく言ってくる。

私が成長しないように足を引っ張っている。

私に嫉妬して意地悪している。

 

というようなことがわかってきました。

 

 

 

 

でも表面上はニコニコとして優しい感じで

「私たち友達だよね♡」などと言うので

それに惑わされた私は

「私に問題があるから落ち込むんだ」と

自分が悪いと思っていたのです。

 

自分の心を軽く扱って、信じないで

人の言うことを重要視していたから

そうなりました。

 

 

 

 

その人は、直接的に

私に酷いことを言うわけではありません。

わかりやすいイジメではありません。

 

だから、その表面上の言葉や表情だけでは

悪意を見抜けず、自分が悪いのかな?

なんて思ってしまったのです。

 

 

 

 

でも、自分の心を見つめて

しっかりとわかってあげると

不思議なことに、その人の心のことも

よくわかるようになりました。

 

その人の強烈な悪意、意地悪さ

それに晒されて自分の心が傷つき

悲鳴をあげていることが

明確にわかったのです。

 

 

 

「この落ち込みは私が悪いんじゃない!

この人が悪意を持って私を攻撃してるんだ!」

と思うと、あの時も、そういえばあの時も

と、次々納得できる出来事を思い出し

恐ろしくなりました。

 

「今まで、私は自分を守れなかった…

自分の心に無頓着だと

人にいいように利用されて

自分を守ることはできない」と思いました。

 

 

 

 

私が感じた「落ち込み」「悲しい」に

きちんと注目して

「どうして落ち込むの?」

「どうして悲しいの?」と

聞いてあげるべきでした。

 

そうすれば、相手の表面上の言葉や

ニコニコ顔に惑わされず

相手の心、本質を見抜けたと思います。

 

自分と他人は心の奥深くで繋がっていて

自分の本心を知れば

相手の本心もわかるのです。

 

 

 

 

 

以来、私は自分の心の感じ方を

一番大切に考えていて

「なんか嫌な感じがする」「なんか変だな」

という時は、人でも、ものごとでも

近づかないようにしています。

 

この「嫌な感じ」センサーは

絶対に間違わないとわかっています。

 

この自分の心を信じていれば

表面上の優しさや笑顔に

騙されることはありません。

 

信じるのは自分の心です。

 

 

 

 

その後、その人の悪意がわかった私は

その人と距離を取って

今では全く会わなくなりました。

 

私の人生にそういう人は必要ないのです。

 

 

 

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