自分が人からどう見えるか
ばかりを気にしていた頃。
自分がここにいていいのか
いる意味があるのか自信がなかった頃。
自分はダメなのではないか
役立たずなのではないかと不安だった頃。
世の中が怖い、明日が怖い
人が怖いと怯えていた頃。
私は、眠ったように、死んだように
生きていました。
自分自身は不在のまま
ただ、ただ、周りを気にして
周りに合わせて、周りのために
生きていました。
けれど、ある時
自分を守るために着ていた
分厚い鎧が重すぎて、息苦しすぎて
もう無理！と悲鳴をあげました。
周りのために生きてきて自分が不在な私。
だから空っぽで、何もない。
そのまま、空っぽのまま
私はしばらくたたずみました。
そして、私は決心したのです。
「私は『本当の私』を誕生させる」と。
「無」から「私」を誕生させよう！
私を再生させよう！
私は生き直しをしよう！
私はちゃんと自分を生きよう！
自分のままで自分のペースで生きよう！
そう思いました。
それは、まさに
「私」がこの世の中に誕生した瞬間です。
それまでの私は死んでいたのです。
この世の中にいなかったのです。
そうして「無」となると
新たに自分を誕生させることができます。
人生を仕切り直すことができます。
死と再生。
死があるから再生できる。
自分自身をそのまま認めてあげて
自分の感情を全部聴いてあげて
空っぽの自分の中に自分を入れます。
人の言葉や外側の情報、常識
親からの刷り込みはいらない。
自分の快適、感じ方、好き、本質
生き方を自分に入れます。
今、この瞬間の
自分の「好き」や「心地いい」を選んで
今、この瞬間の
自分の意識に集中します。
私は生き直すことにしました。
この時の決心があって
今があります。
