心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

自分の本音がわからない時

自分の心につながること。

自分の本当の気持ちを知ること。

自分の本音を人に言うこと。

 

これらは、自分の人生を幸せに生きるために

とても大切なことだと思います。

 

 

 

 

 

こういうことは

よく言われていることだけれど

「わかっている。けれど、うまくできない」

というのが本当のところかもしれません。

 

文字にしてみると、単純、簡単そう。

でも、実践しようとすると

何かが邪魔する、またはよくわからない

というのはよくあることだと思います。

 

楽に簡単にできることなら

世の中の人はもっとみんな幸せになれます。

 

でも、そうならないのは

そんなに単純な話ではないからです。

 

 

 

 

 

 

例えば、自分の本音は?と自分に尋ねても

何も浮かんでこない、よくわからない

ということがあると思いますが

これも仕方のないことです。

 

 

 

今まで、「本当の自分」「自分の本音」を

顧みず、ずっと無視してきたのです。

おそらく幼少期から何十年もずっと。

 

本当の自分がどんなに悲しくても

苦しくても、辛くても、怖くても

その声に耳を貸さず、話も聞かず

慰めることも、対処することもしてあげず

ずっと無視してきたのです。

 

抱きしめることもせず

味方になることもせず

無きものとして扱ってきたのです。

 

 

 

その間、本当の自分は

どんな気持ちだったでしょうか。

 

自分の言いたいことを聴いてくれず

悲しくて、寂しくて、辛かったと思います。

そして、それが長期に渡ると

「どうせ言っても聴いてくれない」と諦めて

口をつぐんでしまうのです。

 

本当の自分は

話を聴いてくれない自分に対して

不信感を抱き、信用してくれなくなります。

頼ることも訴えることもしなくなります。

 

これが「自分とつながってない状態」です。

 

 

 

この状態だと、今さら

「本音を聴かせて聴かせて」と言っても

何も答えてくれないでしょう。

 

自分とつながっていないので

自分自身との意思疎通ができない状態です。

 

 

 

 

 

こんな時の「本当の自分」は

赤ちゃんのようなものです。

 

赤ちゃんはしゃべることができません。

自分のことをわかりやすく

表現することができません。

 

なので、この赤ちゃんの本当の自分の

言いたいことを知りたいのなら

母親のように、よく見てあげることです。

 

それをわかりたいと、よく観察して

意識を向けていることです。

 

 

 

しゃべってはくれないけれど

しんどそうだと思ったら

考えられる対処を全部やってあげる。

それでもだめなら抱っこをして

しんどさをわかってあげる。

何がしんどいのかわからなくても

とにかく赤ちゃんの気持ちを

受け止めてあげる。

 

母親が泣いている赤ちゃんの様子を見て

ミルクかな?オムツかな?暑いのかな?

何か気持ち悪いのかな?寂しいのかな?

退屈なのかな?どこか痛いのかな?

と考えられることに対処して

それでも泣いているなら

とにかくずっと抱っこしている

ということと同じです。

 

泣いているのにわからないから放置する

ということはあまりしないと思います。

疲労困憊してそうしてしまう

ということはあるかもしれませんが)

 

 

 

本当の自分も、まさに赤ちゃんのようです。

うまく伝えられないけれどずっとぐずっていて

それを自分が母親のように

決して見放さず、あれこれ考えてあげて

ずっと抱っこしていてあげる。

わかろうとし続けてあげる。

 

そうして、ようやく赤ちゃんから

信頼してもらえるようになります。

 

 

 

赤ちゃんの本当の自分は

「自分の言いたいことを聴いてくれるんだ」

と安心し始めます。

 

こうして安心して初めて

赤ちゃんはしゃべったり

遊んだりできるようになります。

 

安心しておしゃべりを始めてくれて

赤ちゃんとの意思疎通が

できるようになることを

「自分とつながる」と言います。

 

 

 

自分にとっての答えは

奥底の赤ちゃんが知っています。

なので、赤ちゃんと意思疎通

できることが大切なのです。

 

自分とつながることが大切なのです。

 

 

 

 

 

 

そして、少し補足ですが

自分が自分の本音をわかっていても

人にそれを言うことができない時は

無理に言おうとしなくても大丈夫です。

 

自己肯定感が充分に育っていないと

相手の意に添わないことを言うと

辛くなるからです。

 

そういう時には

無理をして本音を言わなくていいのです。

 

本音を言うか言わないかは

どっちが自分は気持ちいいだろう?

と考えて選べばいいと思います。

 

言える時には言って

言えない時には言わないでいいのです。

 

 

 

言うのが難しい時は

人に本音を言うことをがんばるよりも

自分自身に集中した方がいいでしょう。

 

自分が自分に集中して、気にかけて

優しく抱きしめて、自分の心を

育ててあげるのです。

 

自己肯定感が育って

心がどっしりとして自信がついてくると

人に対しても、自分が本当に思ったことを

言えるようになるでしょう。

 

 

 

 

何をするにも、まず自分。

自分に寄り添い、自分の気持ちいいように

というのが基本です。

 

それが

自分を愛するということだと思います。

 

 

 

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