心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

エゴとのつき合い方

 

 

人は、誰しもエゴを持っていて

四六時中、頭の中で

エゴが囁いています。

 

 

 

 

私も、もちろんそうで

以前は特に、自分を守るため

エゴによる酷い縛りがありました。

 

 

 

お前は存在しているだけで

周りに迷惑をかけているのだから

努力をして人の役に立たねばならない。

人のためにならなければ価値がない。

自分は楽しんではいけない。

休んではいけない。

自由にしてはいけない。

欲しいと言ってはいけない

自分を優先してはいけない。

自分自身でいてはいけない。

自分を愛してはいけない。

 

そんなことをしたら

嫌われて、生きていけなくなる。

 

そう固く信じていました。

 

 

 

 

 

今では、その声はしなくなりましたが

エゴは相変わらず健在です。

 

知らないことは怖いからやめた方がいい。

失敗するからチャレンジはするな。

変化、成長しそうなことはするな。

問題に向き合わないでこのままでいよう。

このままじっとして動かないでいよう。

 

などなど。

 

エゴは、変化が嫌いなので

成長しようが、問題が改善されようが

変わったことをするのは却下なのです。

 

チャレンジなどを辞めさせるように

「お金ないよね」「時間ないよね」

「きっと怖いことが起こるよ」と

あれこれと不安を煽り、囁いてきます。

 

 

 

 

 

 

エゴは

生まれた時から死ぬまで自分を守り続ける

人に備わった心の機能と言われています。

 

エゴにより、人間は自分を守っているのです。

特に、赤ちゃんや子どもなどは

エゴがなければ命の危険すらあります。

 

赤ちゃんは、エゴ丸出しで

「ミルクをくれ!今すぐに!」と喚くことで

自分の命を守っています。

 

エゴは、人間に必要な機能なのです。

 

 

 

 

 

私が、子どもの頃から自分に喚いていた

「人の役に立て!努力しろ!休むな!」も

そのことで自分を守っていました。

 

私はその頃、日常的に

非難、拒絶、罵り、攻撃に囲まれていました。

 

そんな攻撃に晒される毎日の中

自分の本当の気持ちを奥底に隠して

厚い鎧で私をガードしてくれたのは

エゴでした。

 

エゴが、私を守ってくれました。

もし、エゴが守ってくれなかったら

幼く無力だった私は

あの攻撃で壊れていたでしょう。

 

 

 

私が、今、こうして生きていられるのは

エゴのおかげなのです。

 

私はそのことに気づいた時、心からエゴに

「守ってくれてありがとう」と感謝しました。

 

 

 

 

 

 

けれども、エゴの言い分は

時に方向がずれていて

自分の成長を阻害することがあります。

 

変化が怖いから悩みを解決したくない

一歩進みたくないから病気のままでいたい

などは、変わりたくないエゴの言い分です。

 

 

 

ですが、人が成長するには

新しいことにチャレンジしたり

自分と向き合うことが必要です。

 

だから、エゴの囁き声を

「あ、これはエゴだな」と

気づくことが大切なのです。

 

 

 

エゴに支配されていると

エゴの声には気づけません。

 

なので、自分の心に浮かぶ考えを

これはエゴか?本当の自分の望みか?

と観察することが大事です。

 

とんでもない言い分でエゴが喚いていて

それがエゴだと気づいたら

「あ、エゴだ。ふふふ」と認めて

そのままにしておけば大丈夫です。

 

 

 

エゴをなくそう、殺そうと戦っても

エゴには絶対に勝てず、なくならないので

「ああ、エゴが何か言ってるなー」と

そのままにしておけばいいのです。

 

戦おうとするとエゴは手強いですが

「いるね。わかったよ♡」と認めてあげると

案外大人しくなります。

 

そして、「あ、エゴだ。

でもチャレンジはするけどね!」

とエゴを認めつつ、自分の本当の望みも

叶えていくといいと思います。

 

 

 

 

 

エゴは、死ぬまで自分の中にあります。

 

だから、エゴとは戦わず、存在を認めて

自分は自分の本当の望みを叶えていくのです。

 

 

 

 

エゴの声を自分の本当の気持ちだと

勘違いすると、進む方向を間違えます。

 

エゴは変化を嫌い、不安を煽り

自分を守ろうとするので

それを理解してよく観察してみると

だんだん見破れるようになってきます。

 

 

 

 

 

エゴの声と自分の本当の声

両方あるのが自分です。

 

今、この瞬間に

どちらを選ぶのかは

自分で決められるのです。

 

 

 

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