心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

プレッシャーを感じた時

 

 

私はアダルトチルドレン

HSP(繊細すぎる人)で

だからなのか、プレッシャーに弱いです。

 

 

 

「アイドルがパニック症で休業」

なんて報道を見ると

「そりゃそうなるだろう」と思います。

 

 

 

 

 

私は、趣味で週一回

ジャズダンスのレッスンを受けています。

 

そのクラスで、たまに発表会があるのですが

これが私にはけっこう苦痛で

毎回プレッシャーに苦しんでいたのです。

 

 

 

発表会に出ると決めた時は大丈夫なのです。

でも、当日が近づいてくると

ものすごい不安に襲われて

夜眠れなくなって気分が悪くなっていました。

 

当日、具合が悪くなって出られなくなって

みんなに迷惑かけたらどうしよう。

失敗したらどうしよう。

振りを忘れてしまったらどうしよう。

その場で体調不良になって

みんなに心配かけたらどうしよう。

何か困ったことが起こったらどうしよう。

 

など、いろんな悪い妄想に取り憑かれて

不安で押し潰されそうでした。

 

 

 

その不安と恐怖を誰にも言わず

ひとりでじっと我慢して、耐えていました。

そんなふうにプレッシャーに感じている

ということも人に知られたくなかったのです。

 

 

 

そうして、辛さをひとりで耐えながら

やり過ごし、なんとか発表会を

乗り切っていました。

 

 

 

 

 

私は、こんなに辛いということに

始め、私自身が気づいていませんでした。

だから、なんだか辛い、怖い、体調悪い

と、不安に支配されていて

対処ができなかったのです。

 

 

 

だから、まずは自分が

「今、不安だ」と認識することが大事です。

 

「私の中に今、不安があるな」と認識して

その不安に囚われず

なくそうとせず、しがみつきもせずに

距離を取って眺める。

 

不安と自分を一体化しないで

それを自分だと思わないで、ただ

「今ここに不安がある」と

認めて眺めるのです。

 

 

 

そして、私は「何がそんなに怖いの?」

と、自分に聞いてみました。

 

こういう時の質問は「どうして?」ではなく

「何が?」と聞くのがコツです。

 

「何が?」と聞くと、不安の正体に

ダイレクトにたどり着け

それがわかると対処ができるからです。

 

 

 

↑上に書いた「○○だったらどうしよう」が

私の起こったら怖いことなのですが

それは、突き詰めると

「具合が悪くなってはダメ!」

「みんなに迷惑かけてはダメ!」

「失敗してはダメ!」と

自分をキツく縛っているエゴの声なのでした。

 

このエゴの声に支配されて、不安と恐怖で

心も体もガチガチに緊張して

具合悪くなっていたのです。

 

 

 

このエゴの声に気づくことができれば

その声が本当に正しいのか

ひとつひとつ検証することができます。

 

私も検証してみました。

 

具合が悪くなったら→休めばいい

出られなくて迷惑かける

→何とかしてもらう(死にはしない)

失敗したら→失敗してもいい(死にはしない)

 

落ち着いてよく考えてみたら

私が怖れていたことは、どれも

それほど怖れる必要のないものでした。

 

死ぬほどではないことを死ぬほど怖がっている

という感じです。

 

 

 

エゴは「絶対ダメ!」と

キツく縛ってくるけれど、自分で

「そうならない方がいいけど

もしそうなってしまっても

それはそれで仕方ないね」くらいまで

緩めると、緊張も緩んできます。

 

「具合悪くなったら絶対ダメ!」と思うと

「なったらどうしよう」と怖くなるけど

「具合悪くなったら、その時は仕方ないよ」

と思うと、緊張が緩み

結果、体調も良くなります。

 

「○○じゃなきゃダメ!

○○ではダメ!」が強いと

自分が苦しくなります。

 

もし、その自分の縛りに気づいたら

「○○でもいいよ」と許して、緩めて

自分が息ができるように

助けてあげようと思いました。

 

 

 

そして、自分の辛い気持ちに気づいて

自分だけはわかってあげようと思いました。

エゴに支配されていた時は

私にすら、その辛さに気づいてもらえて

なかったのです。

 

不安、恐怖、緊張、プレッシャーを感じた時

それに気づいて、そう感じた自分を

受け止めてあげようと思いました。

 

 

 

 

 

そして、不安に押し潰されそうになって

辛い時は「今、この瞬間だけに集中する」

という方法が有効です。

 

自分を覆っている不安と距離が取れて

楽になります。

 

 

 

人間は、たぶん「不安を一切感じない」

というのは無理なので

不安とうまく付き合っていければ

生きづらさも楽になるのでしょうね。

 

 

 

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