心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

人を傷つける人は傷ついている人

 

 

「傷ついている人は人を傷つけてしまう」

と、私は思っています。

 

 

 

例えば

マウントを取らないと気が済まない人

人を見下さないと自分を保てない人

自分の怒りを人にぶつけてしまう人

怖れから人を拒絶してしまう人

自分が得するように人を利用する人

人の成長の足を引っ張る人

などなど。

 

他にももっといろいろありそうですが

こういう人たちは、自分に自信がなく

自分に存在価値があると思えず

愛されると信じられず、

人も信じられず、心許なくて

だから自分の立場を守ることに必死です。

 

自分のポジションを守るために

マウント取ったり、見下したりするし

人を信じてないから拒絶するし、利用するし

自分に自信がないから人の足を引っ張り

心に余裕がないから

人に感情をぶつけてしまいます。

 

自分を守ることに必死で

周りのことも、人の気持ちも

全く見えていないのでしょう。

 

 

 

 

 

 

こういう人の周りにいる人は

当然、傷つけられることになります。

 

迷惑な話なのですが

こういう人が、なぜそうなのか?

と考えると、それはこの人自身が

自分に自信を持てるような環境に

いなかったからなのです。

 

 

 

自分は人と争わなくても

そのままでいていい存在だ、とか

必死に自分を守らなくても

誰かが自分を守ってくれる、とか

自分は愛されている、とか

自分はできると思える、とか

 

そういう安心感を

与えてもらえなかったのです。

 

高確率で愛着障害があるでしょう。

 

 

 

 

 

 

母親に温かい愛情を注いでもらって

愛着が安定している人は

「世界の秩序は保たれるし、自分は愛される」

と、世界のことも、人のことも信じています。

 

そう信じている人は

必死に自分を守る必要がありません。

 

自分は愛される存在だし

困ったら誰かが助けてくれると

わかっているからです。

 

そういう人は、人を蹴落とす必要がなく

人を尊重できるし、応援できるし

人をむやみに傷つけることはありません。

 

なので、周りの人と良好な関係を築き

それを維持して、幸せに生きられるのです。

 

 

 

 

 

 

けれど、世界も信じられず

人も、自分も信じられない人は

絶えず敵と戦わなければならず

心に平穏はなく、余裕もなく

全力で自分を守らなくてはなりません。

 

その結果

周りの人を傷つけてしまうことになるのです。

 

 

 

自分の安全を最優先するのは

生き物として仕方ありません。

 

そのために

人を傷つけるやり方をしてしまうのも

そのやり方しか知らないのだから

仕方ありません。

 

でも、そのやり方で

自分の安全を確保していたら

人からは嫌われるし、人と信頼関係を結び

維持することは難しいでしょう。

 

結果、孤独に陥ります。

 

 

 

 

 

 

人を傷つけている人は

もしかしたら無自覚で、ただ必死に

自分が生き残ろうとしているだけ

なのかもしれません。

 

その人が自分の心に平穏を持てないのも

その人のせいだけではなく、過去に

過酷な体験があるのかもしれません。

 

もし、私も全く同じ体験をして

全く同じ育ち方をしたら

私だってそうなっていたかもしれません。

 

 

 

そう考えると、人を傷つける人は

かわいそうな人なのだと思います。

 

そして、人を傷つける人は

心に傷がある人なのだと思うのです。

 

 

 

 

幸せな人は人を傷つけません。

(もちろんゼロではないですが)

 

人を傷つける人は、傷を負ってる人なのです。

 

 

 

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