心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

生き方と自転車

 

 

最近、私は自転車を買い替えました。

 

 

 

前、乗っていた自転車は

子どものお下がりで、年数も経っていて

そのせいか、乗り心地が

とても悪かったのです。

 

ペダルが重くて

平坦な道を走っていても疲れてしまって

坂道となると、もう立ち漕ぎをして

何の苦行かという感じでした。

 

その自転車に乗るとすごく疲れるので

乗る時はちょっと憂鬱になっていました。

 

でも、どこか故障したというわけでもないし

乗り心地は悪くても、まだ乗れるので

私はその自転車にずっと乗っていたのです。

 

 

 

 

 

 

でも、ある時ふと

「こんなに疲れて憂鬱になる自転車に

乗り続けるのはどうなんだろう?」と思って

新しい自転車を買うことにしたのです。

 

多少の無駄、多少の出費にはなりますが

自分の気分が良くなるなら

その方がいいだろうと思いました。

 

 

 

 

 

 

そして、気に入った自転車に出会うまでには

3ヵ月ほどかかりましたが、無事に

新しい自転車を買うことができたのです。

 

 

 

新しい自転車に乗ってみて

私は驚きました。

 

「なんて快適なんだろう!!」

 

ペダルは軽いし、回り方も滑らかだし

タイヤも弾力があるし、スムーズで

とにかくストレスが微塵もないのです。

 

え?え?今までのは何だったの?

今までの苦痛、ストレスは何だったの?

というくらい、新しい自転車は

快適で乗り心地がいいです。

 

もう自転車に乗る時に憂鬱にならないし

むしろ楽しみなくらいです。

 

 

 

緑の下を新しい自転車で走ると

「ここは楽園?」というくらい

世界がキラキラして見えて

「ああ、幸せだ♡」と思います。

 

「自転車に乗る」ということは

今までは移動の手段、荷物運搬の手段

だったのですが、新しい自転車では

「自転車に乗る」ことが楽しくて

それ自体が目的にもなりました。

 

自分でペダルを踏むと自分が進む。

ペダルを左右交互に踏み続けると

自分の体は前に進み続ける。

すると、景色が流れていって風を感じる。

それが「楽しい!!」と感じたのです。

 

それは、まるで子どもの頃に、夢中になって

外で遊んでいた時に感じた感覚のようでした。

 

快適だし、楽しい!

新しい自転車最高!という気分です。

 

こんなに違うのなら

もっと早く買い替えれば良かった!

と思いました。

 

 

 

 

 

 

ふと、これは生き方と同じだなと思いました。

 

 

 

乗り心地の悪い自転車は私の前の生き方。

乗り心地の良い自転車は今の生き方。

 

 

 

以前は、「このままの自分じゃダメ」

「もっと頑張らないと」

「みんなと同じようにできないと」

という観念を生きていました。

 

この生き方は、すごくしんどくて辛いのに

私はずっとこの生き方を手放さずにいました。

 

それは、古い自転車を、乗り心地が悪くて

すごく疲れて憂鬱なのに

ずっと乗り続けたのと同じです。

 

古い自転車でもなんとか乗れるのに

手放すのは抵抗がありました。

古い自転車に執着していたのかもしれないし

新しい自転車に不安があったのかもしれません。

 

変わることに抵抗していたのです。

 

 

 

 

 

けれど、ふと

「自分の心地よさを大切にしよう」と思い立ち

思い切って新しい自転車にしてみたら

古い自転車に乗っていた時には

想像もできなかった

快適さを手に入れることになりました。

 

 

 

 

同じように、しんどい観念で

苦痛の毎日を生きていた私は、ある時

「自分のままで、自分のペースでいい」

と自分を許して、生き方を変えました。

 

すると、やっぱりそれは快適で

幸せで、楽しくて

「こんなことなら、もっと早く

生き方を変えれば良かった!」

と思ったのです。

 

 

 

私が、新しい自転車の

快適さを知らなかったように

自分に合った生き方の快適さも

やらないうちはわかりません。

 

わからないから、怖くて変えられない。

多少しんどくても(多少じゃないですが)

慣れ親しんだ生き方でいる方が

安心できるのです。

 

「こっちの方が快適だよ!」と

先にわかっていれば

もっと身軽に変えられるのに。

 

自転車も、生き方も。

 

 

 

 

 

瑞々しい緑の下を新しい自転車で走る時

私は、快適な自転車で

この美しい世界を走れる喜びと

自分に合った新しい生き方で

世界を満喫できる喜びを同時に感じています。

 

自分にとって、快適な自転車。

自分にとって、快適な生き方。

 

どちらも、私を幸せにしてくれます。

どちらも、変えてみて良かった!と思います。

 

勇気を持って変えてみれば

自分の想像を超える幸せや快適さに

出会えるかもしれません。

 

 

 

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