心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

罪悪感と向き合ってみた

 

 

私は、以前、毎日毎日

自分の中が罪悪感でいっぱいでした。

 

 

 

自分はダラダラして何もしない。動かない。

全然役に立ってない。何も生み出していない。

ただ生きて、息をしているだけだ。

せっかくの時間、人生を無駄にしてる。

何のために生きているのか。

自分には価値も意味もない。

こんな自分はダメだ。

 

と、こんな感じに。

 

 

 

実際には「ただ息してるだけ」

なんてことはないのですが

自分ではその程度だと思っていました。

 

 

 

これはエゴの声で

エゴは、家でダラダラしてる自分が

どうしても許せないようでした。

 

エゴは、こんなふうにいつも自分を責めて

「ダラダラするな。人の役に立て。

もっと働け。人から認められるように頑張れ。

仕事も家事も育児も頑張れ。

もっとイキイキと人生を充実させろ」

と命令してきました。

 

 

 

 

 

だから、自分でこんな自分ダメだと思って

一生懸命動こう、人生充実させよう、と

思うのですが、その思いとは裏腹に

体は鉛のように重くて

いつまでたっても全然動けないのでした。

 

 

 

とにかく、何もかもがめんどくさくて

異常に疲れて、エネルギーも

何も湧いてきません。

 

自分を動かすエネルギーがない。

やりたいこともない。

何も思い浮かばない。

内から湧き上がるものがない。

 

口から出る言葉は

「めんどくさい」「疲れた」「動けない」。

 

 

 

 

 

ダメだと思うのに、どうにもできない

こんな自分の人生を悲しいと思いました。

 

苦しくて、辛くて、身動きが取れない。

動くこともできない。

かと言って、リラックスすることもできない。

自分を休まることもできない。

自分を安心させることもできない。

自分を喜ばせることもできない。

 

休めない。でも動けない。

同じところにジッと硬直してるだけ。

何も生み出していないのに別に楽じゃない。

何もしてないのにすごく疲れる。

 

 

 

この時の私は、外側から見ると

何もしないで、動いてないように見えますが

実は、内側では押し合う力が拮抗していて

ものすごいエネルギーを使っていました。

 

私の内側では、戦争が起こっていました。

 

 

 

「バリバリ働いて人生充実させよう!」

というエゴの声と

「怖くて不安で疲れてできない」

という私の本音の声が衝突しています。

 

エゴが、どんなに自分を責めても

自分に期待をしても、願っても望んでも

本当の私は石のように動きません。

 

動かないから、エゴの責める声は

どんどん大きくなって

期待の声もどんどん大きくなります。

 

でも、どんなに責められても

期待されても、同じことでした。

 

責められて、期待されて

本当の私がそれに応えようと

頑張ろうとすると、異常な疲れを感じて

動けなくなるのでした。

 

 

 

 

 

 

それは、なぜなのかというと

本当の自分の意志じゃないからです。

 

こうした方がいいだろう、という

自分以外のものからの圧力で

(自分のエゴ、周りの人、世間など)

自分の本当の望みではないからです。

 

 

 

 

自分の本当の望みじゃないと

石のように動けないのだとわかった私は

自分に「本当の望みは何?」と聞きました。

 

 

 

私の望みは、人の役に立つことでも

働くことでも、キラキラすることでも

人生充実させることでもありませんでした。

 

 

 

私の望みは、ただ自分自身でいること。

 

 

 

ただ、自分自身で感じて

自分自身で味わって、自分自身でいる。

自分を全肯定する。

そのままの自分でいる。

それだけです。

 

それが、私の本当の願いでした。

 

 

 

 

 

 

人生を充実させたい、とか

バリバリ働きたい、とか

こういう望みは、私は前向きで

良いことのように思っていましたが

これもエゴの声だったと気づきました。

 

このエゴの願いを叶えたら、自分の

罪悪感や自責感情がなくなると思いましたが

自分の本当の願いではなくて

偽物の願いなのでうまくいきませんでした。

 

もう、私は偽物では動けないのです。

偽物は、やろうとすると

ものすごく疲れるのでわかります。

 

 

 

 

 

私の望みは、大それたことではなくて

「ただ自分のままでいたい」

それだけでした。

 

大それたことをしたくなるのは

エゴなのですね。

「すごい人になりたい」

というのがエゴの望みです。

 

そんなエゴの気持ちも受け止めて

私は「ただ自分のままでいたい」という

自分の本当の望みを叶えようと思いました。

 

 

 

 

 

 

自分のままでいることを許すと

鉛のようだった体が軽くなって

朝もすっきりと目覚めるようになりました。

 

枯渇していたエネルギーも戻ってきて

これが本来の

人の在り方なのだと実感しています。

 

疲れを感じる、体が動かない、というのは

自分からの「違うよ!」

のメッセージなのです。

 

 

 

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