心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

やっぱり孤独は良くない

 

 

 

昨日の記事で

人の話をきちんと聴いて

共感してあげることで

その人の安全基地になれると書きました。

 

 

 

 

 

もちろん、自分も誰かに共感してもらって

心の安全基地を得るのも大切なことです。

 

 

 

心の安全基地がある人は

(自分の味方で共感してくれる人がいる人は)

幸せだと感じ、健康状態も良く

長生きする割合が高いと言われています。

 

また、アダルトチルドレン愛着障害

HSP、そのほか精神疾患なども

ひとりで孤独な人よりも

心の安全基地がある人の方が

克服したり、回復したり

回復してからのぶり返しが少なく

良い状態を維持し続けられるそうです。

 

例えば、統合失調症の人が入院すると

治療して快方へ向かうと退院するわけですが

孤独な人は、しばらくすると

また具合が悪くなって入院

ということを繰り返すのだそうです。

 

でも、孤独じゃない人

支えてくれる人がいる人は

良い状態を維持し、そうはなりません。

 

孤独というのは、心にも体にも

本当に良くないのだなと思います。

 

自分が健やかで、幸せでいるのに

人との良好な関係は大切なのです。

 

 

 

 

 

 

それは、友達がたくさんいればいい

というわけではなくて

家族がいなくちゃいけない

ということでもなくて

 

自分の話を親身になって聴いてくれる人が

ひとりでもいればいいのだと思います。

 

 

 

それが、家族や友達でももちろんいいですし

懐の深い会社の上司やスナックのママ

行きつけのお店の常連さん

ご近所さんなど

ちょっとした知り合いでもいいと思います。

 

自分のことを全部面倒見てくれるような

べったりした関係でなくても

たまに会うだけのようなゆるい関係でも

自分がホッとして話ができるなら

それでいいのです。

 

べったり、がっちり

誰かに支えてもらおうとすると

なかなか難しく「そんな人いない!」

ということになりますが

ゆるい関係で繋がっている人なら

それほどハードルは高くないでしょう。

 

 

 

 

 

でも、そもそも

人と信頼関係を結べないと思ってる人は

「それでもハードル高いよ!」

と思うかもしれませんね。

 

 

そういう人は、お金を払って

プロに支援してもらうのがいいと思います。

 

病院のドクターやカウンセラー

各種相談機関の相談員

NPO法人のスタッフなど

それを仕事にしている人に

話を聴いてもらうのです。

 

また、お金を払わないで

自助グループの仲間に聴いてもらう

という方法もあります。

 

 

 

 

 

私もカウンセラーに話を聴いてもらって

救われたくちですが、始めは

「お金を払ったから聴いてくれるんだ。

この関係はドライなものだ。」

と思ってました。

 

もちろん、そのカウンセラーが

私の親友になってくれるわけではなく

一生面倒見てくれるわけでもなく

「お金を払った時に話を聴いてくれる」

という域は出ません。

 

でも、私が話を聴いて欲しい時に

必ず聴いてくれる、味方になってくれる

という安心感は、あの頃の私を

底から支えてくれました。

 

お金を払おうが

「私の話を聴いてくれる人がいる」

ということが大切でした。

 

 

 

 

 

別の機会では、子どもが問題を起こし

教育センターの心理士と

定期的に面談していたのですが

この時も、面談の場で話すということで

助けられていました。

 

自分だけで「どうしようどうしよう」と

ぐるぐる考えていても悲観的になるだけで

お先真っ暗な気分なのですが

面談の場で心理士に話すと

現時点での良い点、希望を感じる点など

違う視点を得ることができました。

 

ひとりで悩むのではなく

人と話して開示した方が

心の風通しが良くなって

視点の偏りを修正できると感じました。

 

同じものごとでも

どこを見るかで全く違う気分になり

その気分が体にも影響して

たぶん、未来も変わってくるのでしょう。

 

人に話すことで

自分が凝り固まっていること

偏っていることに気づけます。

 

そこで落ち着いて、また仕切り直せるのが

人に話すことの良いところです。

 

ひとりで考え続けていたらこうはいかず

どんどん悲観的に、絶望的になって

その状態で何かを決めたり

選択をするので道を間違えるのです。

 

やっぱり孤独は良くない。

本当にそう思います。

 

 

 

 

 

自分にも、話を聴いて共感してくれる

安全基地となる人が必要です。

 

そして、自分が人の話を聴いて共感してあげる

誰かの安全基地となることもできます。

 

それが同じ人である必要はないので

(もちろんそれでもいいですが)

そんなふうに、人と繋がるというのが

人生を豊かにするのです。

 

 

 

完璧な関係じゃなくてもいい。

ゆるく繋がっているだけでもいい。

 

誰かと繋がっているということが

自分を助けて、心を温めてくれるでしょう。

 

 

 

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