心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

言葉にすると何が起こるのか

 

 

 

 

人と話す、言葉にする、というのは

心の健康に、とても大きな意味があります。

 

 

 

例えば、自傷行為過食嘔吐

または他の問題行動でもそうですが

これらは、言葉にできない思いがあって

それが苦しくて、行動で発散してる状態です。

行動化と言われます。

 

この行動が起こる時

何かを感じたり、思ったりしているのですが

それが言葉にできないから

その代わりに行動で表現しているのです。

 

だから、言語化することが大切です。

言語化できれば行動化はなくなります。

 

 

 

 

 

 

人は、辛い体験をして

ネガティブな感情を感じると

不快なため、その感情に蓋をして

無意識にしまってしまいます。

 

無意識にしまわれた感情は

決してなくなりはせず

いつまでも無意識でモヤモヤし続けます。

 

この無意識のモヤモヤが

自傷行為過食嘔吐神経症などの症状

あるいは、うまくいかない人間関係

生きづらさなどを引き起こしているのです。

 

「無意識のモヤモヤ=言語化できない思い

=避けている感情」です。

 

 

 

これらを解決するには

無意識にある感情を意識に上げて

感じることが必要です。

 

避けていた感情を、そのまま

ありのままに感じていくと

無意識のモヤモヤは消えていき

問題や症状も消えていきます。

 

どんな感情も、感情そのものは害ではなく

それを避けることで問題が起こっています。

 

なので、無意識の中にある感情や思いを

意識にあげて、言葉にしていくことが

とても大切なのです。

 

 

 

無意識にあるものを

どうすれば意識にあげられるのかというと

頭に浮かんだことを自由に

どんどん話すという方法があります。

 

(思いついたことをどんどん紙に書き出す

というのでも同じ効果があると思います。

ひとりの時など、この方法が便利です。)

 

とにかく、頭に浮かんだことを

どんどん言葉にしていくのです。

 

 

 

 

言葉にすることで何が起こるのでしょう。

 

それまでモヤモヤしていた感情や思いが

「言葉」に変換されると、それだけで

自分の感情や思いを客観的に見ることが

できるようになります。

 

自分の感情や思いと自分の間に隙間ができて

距離が取れるイメージです。

 

感情と自分の間に隙間ができるというのは

感情は自分ではないということです。

「自分の中にあるもの」であって

自分自身ではない。

 

感情と距離が取れることによって

自分が、感情に乗っ取られて支配される

ということがなくなります。

 

それまでは嫌な感情と自分が一体化していて

感情に翻弄されて

ぐちゃぐちゃな感じだったのが

わけわからなく苦しいということがなくなります。

 

言葉にすることによって

感情と距離を取り、巻き込まれずに

マイナスの影響を受けなくなるのです。

 

 

 

 

自分のことを言葉にするというのは

自分を整理して、客観視することと言えます。

 

自分を外側から客観的に見ることで

本当の自分を知ることができます。

 

この「本当の自分を知ること」が

心の回復には決定的に重要なのです。

 

 

 

 

なにか問題があるのなら

「言葉」にしてみるといいと思います。

 

そして、それにより湧いてきた感情は

ありのまま感じてみるのです。

 

これを繰り返していると変化が起こります。

辛い体験も、嫌な感情も薄まっていくのです。

 

そうして、問題は解決へと向かっていきます。

 

 

 

 

 

難しく考えずに

「思ったことは言葉にする」というのが

自分を健やかに保つ方法なのだと思います。

 

 

 

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