心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

専業主婦の役割

 

 

 

私は専業主婦です。

働いていなくて自分の収入がありません。

 

そのことにずっと罪悪感があって

後ろめたくて、自分のために

お金を使うことに抵抗がありました。

 

自分のためにお金を使ったら

申し訳ないと思い

自分にお金を使うことを

ずっと許していませんでした。

 

「私は、お金を稼いでないから

何も生み出していない。

専業主婦には価値がない。

無職には価値がない。」と思っていました。

 

 

 

 

 

でも、お金という目に見えるものだけで

すべてを判断するのではなく

目に見えないエネルギーというもので

この世を見渡してみると

その考え方は違うなと思いました。

 

 

 

この世はすべてがエネルギーで

お金ももちろんエネルギーで

それが互いに影響し合っています。

 

お店では、お金というエネルギーを渡して

品物やサービスというエネルギーを受け取る

というエネルギー交換が行われています。

 

物々交換ならぬエネルギー交換です。

 

そうやって社会では

エネルギーをあげたり、受け取ったりして

エネルギーを循環させて

成り立っているのです。

 

 

 

それが同等だと調和が取れているように感じ

バランスが悪いと、一方が

搾取されたように感じ、気分が悪くなります。

 

詐欺や強盗など人のものを盗るのは

一方的に人からエネルギーを奪う行為なので

被害者の痛みは大きいです。

 

そこまで酷いことではなくても

人に延々と愚痴を聞いてもらうとか

いつも自分が注目されるように仕向けるとか

自分が褒められるように仕向けるとか

人に意地悪して凹ますなどは

人からエネルギーを奪う行為です。

 

だから、それらをされた人は

イラッとしたり、モヤッとしたり

落ち込んだり、妙に疲れたりします。

 

一方的にエネルギーを奪われたからです。

 

 

 

 

 

さて、前置きが長くなりましたが

専業主婦の話です。

 

 

そうやって全てをエネルギーとして見ると

専業主婦は何も生み出していない

わけでもないのです。

 

お金を発生させることはできませんが

専業主婦はたくさんのエネルギーを

人に与えているのです。

 

物理的に家事という労働をすること

人(家族)に優しくすること

気遣いをすること、笑顔でいることなどで

自分のエネルギーをあげています。

 

人に優しくすることや笑顔でいることは

人にエネルギーをあげる行為で、だから

それをされた人は気分がよくなるのです。

 

 

 

生活に必要な足りないものを補充したり

家族の健康を考えたり

何かあったら家族のサポートをしたり

家の中を快適に過ごせるように気遣うのは

感情労働と言われています。

 

それをしたからと言って

何も生み出さないし

名前が付くような立派な仕事でもないけれど

その誰かの感情労働のおかげで

家族は仕事に打ち込めたり

遊んだり、勉強に集中したりできるのです。

 

 

 

特に、専業主婦という

言葉は悪いですが「遊びの人員」がいることで

家族は安心でき、社会はこの

「遊びの人員」に底から支えられています。

 

無償で、介護や育児を

請け負っているのですから。

 

無償でやってくれる人がいなくなって

すべての介護や育児、その他支援を

お金を払ってプロにやってもらうとなると

財政も人手も足りなくなるでしょう。

 

 

 

家族療法でも、「遊びの人員」は

家族の中で重要な役割を

果たしていると言われます。

 

女性の社会進出で大人全員が仕事を持つと

みんなが余裕がなくて

その疲弊によって家庭がギスギスして

子どもなど、弱いところに

問題が起きることが増えたそうです。

 

もちろん女性の社会進出が悪い

ということではありません。

 

何もしていないようでいて

専業主婦にも社会の中に役割があるのだ

という話です。

 

 

 

 

 

私は、無職で無収入だけれども

家事をすること、笑顔でいることなどで

自分のエネルギーをあげています。

 

自分のエネルギーをあげて

お金、自由、時間、快適さなどの

エネルギーを受け取っているのです。

今ある豊かさを受け取っているのです。

 

 

 

だから、いただいたお金を(時間や自由も)

自分を喜ばすために楽しく使って

ウキウキ、ワクワク、優雅に

のんびりすることを

自分に許してあげようと思いました。

 

私はもう、それ相応のものを

あげているのです。

 

そのことに自信を持っていたいです。

 

 

 

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