心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

変化を受け入れる

 

 

 

人間は

生まれてから年老いてなくなるまで

常に変化し続けています。

 

それは、人それぞれに違うことが起こり

違う成長をしていくのですが

多くの人が辿るライフサイクル

というものがあります。

 

 

 

 

例えば、青年期を経て

結婚して、子どもができて

子どもが成長して巣立ち

親の介護が始まり

自分も年老いていく、というような。

 

 

このように

人生とは変化の連続です。

 

その変化する時に不安定になると

問題が起きます。

 

 

 

 

 

例えば、結婚という変化では

ふたつの異なる文化の融合が起こります。

 

そこで、ふたりで話し合って

新しいシステムを作れればいいのですが

それがうまくいかないと

離婚やDVなどの問題が起こります。

 

ここでは、いかに

夫婦間でコミュニケーションを取って

折り合いをつけられるかがポイントです。

 

 

 

それがクリアできると

次は子どもが生まれます。

 

ここでは

今まで夫婦だけの二者関係だったのが

子どもを含む三者関係に変化します。

 

そこで、この三者関係に適応できるかが

ポイントになるのですが

うまくいかないと、虐待や浮気、鬱

依存症などの問題が起きます。

 

三者関係に適応するには

やっぱり夫婦間コミュニケーションが大切で

きちんと問題に直面して対策を練り

相手を気遣い、助けるという

人間的な成長が必要となります。

 

 

 

そして、子どもが成長してくれば

それに合わせて、親も柔軟に手を緩め

子どもが自立できるように

背中を押してあげなければなりません。

 

それがうまくいかないと

子どもの反抗期がキツくなったり

不登校になったりと問題が起こります。

 

この時期、いかに親が柔軟に、臨機応変

対応するのかがポイントになります。

子どもの様子を見て、その時その時によって

保護的にするのか、任せるのかということです。

 

 

 

そして、子どもが自立すると

夫婦はまた二者関係に戻ります。

 

この時に、夫婦として

親密な協力関係を再構築しないと

空の巣症候群や鬱などの問題が起こります。

 

この年齢になると

社会的な役割にも変化が起こり

親としての役割もなくなるので

喪失感や孤立感を感じます。

 

この喪失感、孤立感の克服が

スムーズに適応するためのポイントです。

 

 

 

もっと歳を取ってくると

今度は自分が子どもに従う側になります。

 

自分の老化に適応して

死への準備を始めていく時期です。

 

この時期は、とにかくさまざまなものを

喪失していきます。

親役割、社会的役割、身体能力

親や配偶者、友人などの死、などなど。

 

このような喪失体験によって

孤立感が深まる時期です。

 

この時期の問題としては

介護問題、虐待、鬱などがあります。

 

この時期は、これらの変化を受け入れて

諦観できるかがポイントです。

 

 

 

 

 

 

ライフサイクルには

各段階に課題があって

その段階の課題をクリアしないと

次に移行できないようになっています。

 

その移行期(変化する時)に

問題が起こる傾向があります。

 

 

 

 

 

ここに書いたライフサイクルは

典型的なひとつの例で「これが普通ですよ」

と言っているのではありません。

 

現代では、結婚しない人

子どもを持たない人も多く

単独世帯は2040年には

40%に達すると言われています。

 

でも、単身者であっても

自分は歳を取っていくわけで

それに伴って社会的役割の変化や

自分の老化、親や友人の死など

人生が変化の連続であることには

変わりありません。

 

 

 

 

 

 

こんなふうに人の一生は変化の連続なのです。

 

そして、その変化にうまく適応できないと

人生で躓くのだということがわかります。

 

変化をどのように乗り切るのかというと

私はやっぱり「受け入れること」

なのだと思います。

 

 

自分と違う相手を受け入れる。

環境の変化を受け入れる。

自分の役割の変化を受け入れる。

相手との関係の変化を受け入れる。

状況の変化を受け入れる。

失うことを受け入れる。

自分の老化を受け入れる。

自分の死を受け入れる。

などなど。

 

 

問題が起こっている時は

たぶん何かを受け入れてないのです。

 

人生とは変化していくもの。

 

変わりたくない!としがみついていると

問題が起こり、苦しいだけです。

 

 

 

人生を楽に、快適に過ごしていく秘訣は

柔軟に、臨機応変に、時には諦めて

変化を「受け入れること」なのです。

 

ふわふわと、かるくかるく。

 

 

 

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