昔の日記から。
＊ 〜 ＊ 〜 ＊
母は、私に期待した。
人に自慢できる子どもであること。
私が母の期待通りに、優秀で
誰からもすごいと言われる子どもだったら
母の無価値感を埋めることができる。
母は毒親だ。
母は、自分の価値を高めるために
私に特別な人になってもらいたかったのだ。
でも私は
母の望む理想の子にはなれなかった。
私は母の期待に応えられなかった。
母の失望。落胆。
私は悲しかった。
期待に応えられない自分。
ダメな自分。
母が私に失望したように
私も自分に失望した。
私は、この時のまま、止まっている。
今でも、褒められたくて
認められたくて、特別な人を目指している。
自分に価値があると思えない。
私を救出に行こう。
助けてあげよう。
母が「あんたって本当にパッとしない！」
と言ってガッカリして
私がしょんぼりしてしまった時
そばに行って、こう言おう。
「否定されたら悲しくなっちゃうね。
でも、間違えないでほしいの。
あなたがダメなんじゃない。
お母さんの思う
理想の子どもではなかっただけ。
あなたは優しくて、素直で、誠実で
楽しい子。とってもすてきな子。
本当に素晴らしい存在。
でも、それはテストの点のように
数字では表せない。
だから、お母さんには理解できなかったの。
お母さんが満足しないからといって
あなたがダメな子なんじゃない。
あなたに価値がないわけじゃない。
だから間違えないで。
自分の存在を悲しく思わないで。
あなたは価値ある子。忘れないで。
私はあなたが大好き。
いつでもあなたを助ける。
いつでもそばにいる。
あなたのことが世界で一番好き。」
私は、母の望む理想の子に
今でもならなければいけないのだろうか？
私は、これからもそれを目指す？
私は、今
自分のことを自分で決めることができる。
自分の望むことを
自分で選ぶことができるのだ。
私にはその力がある。
