心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

願いは全部叶う

 

 

 

私は、結婚する前は

企業の事務職をして働いていました。

 

その頃は実家暮らしで

実家は都心から離れた郊外にあり

都心の会社までは

片道2時間近くかかりました。

 

そのため、朝は

6時半には家を出なければならず

朝食を食べないにしても

6時前には起きなければ間に合わず

その毎日毎日の早起きが

朝の弱い私には苦痛でなりませんでした。

 

 

 

忙しい職場でしたので

残業もたくさんあって一日の拘束時間が長く

そのことも苦痛でした。

 

やっと仕事が終わったと思っても

そこから家に帰るには

電車とバスを乗り継いで

また2時間かけなければなりません。

 

私は急行電車に1時間乗っていないと

自分の家の最寄駅に着かないのに

発車してから15分や20分で

電車を降りていく人を見て

「こんなに近い所に住んでいるのかぁ」と

いつも心底羨ましく思っていました。

 

 

 

電車を降りても、私はそこから

バスに乗らないと帰れないのですが

徒歩で家に帰れる人を見ても、また

本当に羨ましいと思いました。

 

夜遅くなってバスがなくなり

タクシーを待つ長蛇の列に並んでいる時は

特にそう思いました。

 

明日もまた朝早く起きて

2時間かけて会社に行かなくてはならないのに

早く帰って体を休めたいのに

深夜、最寄駅で足止めをくらって

そこにずっと立って

タクシーを待っていなければならないのは

本当に嫌だと思いました。

 

 

 

 

 

今振り返ると、そんなに苦痛に感じてるなら

その会社を辞めて

もっと家から近くて楽な仕事を

すればいいじゃないかと思うのですが

その頃は苦痛を除くという概念がないので

そんなこと思いつきもしませんでした。

 

その頃の私は「苦痛は耐える」という

選択肢しかなかったのです。

 

 

 

その会社は金融機関で

(だから忙しく残業も多かったのですが)

母も満足していた就職先で

そこを辞めるには母の許しがないと

ダメという雰囲気でした。

 

そして、母は、ただ嫌だからという理由で

私が会社を辞めることを許しませんでした。

 

今思えば、それもおかしなことで

成人した自分の仕事のことなんだから

本当は自分が嫌なら辞めてもよかったのに

 

もっといえば、実家暮らしをやめて

ひとり暮らしをして自由になってよかったのに

その当時の私は

まだ完全に母に支配されていたので

「お母さんが許してくれない」ことは

できないと思い込んでいたのです。

 

私は、成人して大人になっても

中身は小さな子どもと同じでした。

まるでぐるぐるに縛られた人形のようでした。

 

「お母さんが決めたことに従うしかない」

「お母さんが許さないことはできない」

と本気で信じていたのでした。

 

 

 

結局、社内恋愛で今の夫と結婚して

今は楽しく暮らしているので

あのしんどい会社員時代も

無駄ではなかったと思います。

 

 

 

そして、あの頃

「これはやりたくないなぁ」

「こうだったらいいなぁ」と願っていたことが

今の生活ではほとんどすべて望み通り

叶っていることに気づきました。

 

 

 

朝早く起きたくない。

長時間拘束されたくない。

都心から離れたところに住みたくない。

電車に長時間乗りたくない。

最寄駅から徒歩圏内に住みたい。

家の近くに生活に必要なものが揃ってる

便の良いところに住みたい。

働きたくない。

外に出たくない。

など。

 

 

 

さらに結婚してからは

 

面倒な親戚つき合いをしたくない。

苦手な人と関わりたくない。

実家に帰りたくない。

大勢を呼んで法事をしたくない。

夏の旅行に行きたくない。

面倒くさいママ友とつき合いたくない。

など。

 

 

 

私が「嫌だなぁ」と思ったことは

すべてやらなくて済んでいるし

「こうだったらいいなぁ」と思ったことは

すべてその通りになっているのです。

 

 

 

 

それは、そのように自分で選んでいるからで

やっぱり自分を取り巻く現実は

自分が創造しているのだなと思いました。

 

住む場所などは、自分で

「こういうところがいい!」と自分で選んで

願いを叶えることができますし

付き合う人や参加するものなども

自分で選んで、嫌なものは

自分の生活の中に入れないと

決めることができます。

 

そうして

自分で現実的に選ぶということもありますし

なんとなく流れで勝手にそうなっていった

という場合もありました。

 

 

 

うちが主催の面倒くさい法事は

私が「やりたくない!」と

言ったわけではないのですが

参加する方々が高齢になり

その方々が「遠慮したい」と

申し出てくださったのです。

 

苦手な人とのつき合いも

私が自ら断ることもありましたが

相手の事情で疎遠になることも多いです。

(引っ越しや病気など)

 

なんとなく、自分の周りの流れが

自分に都合良く、自分の望み通りになる

という感じです。

 

 

 

やっぱり、「これは嫌だ」ということを

自分の人生に入れないと決めると

勝手にそうなっていくようです。

 

 

 

今、煩わしい人間関係もなく

朝起きる時間も自分が決めてよく

一日の時間も自由に使ってよく

体調の悪い時に無理をしなくてよく

長時間通勤も長時間労働もしなくてよく

便のいい気に入ったところに住み

本当に極楽みたいだと思います。

 

体も心も削って働いていた

あの頃の私に教えてあげたいです。

 

「願いは全部叶うよ」って。

 

 

 

人生っておもしろいものですね。

 

 

 

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