アダルトチルドレンの人は騙されやすい。
人から利用されやすい。
支配されやすい。
何かに依存しやすい。
ハマりやすい。
もちろん、騙し、利用し
支配する方が悪い。
でも、アダルトチルドレンにも
その原因がある。
自分に自信がなく、空虚で
自分のことが自分で決められない。
自分の人生の全責任を
自分で引き受ける覚悟がない。
嫌われたくたないという見捨てられ不安から
自分のこうしたいという気持ちよりも
周りの意向を優先する。
そんな依存心を利用される。
コントロールするのは簡単なことだ。
また、アダルトチルドレンは
今の自分はダメだという
絶望的なまでの自己否定がある。
そして、愛されたいという
狂おしいほどの愛情飢餓感がある。
だから
認められたい。
愛されたい。
慕われたい。
褒められたい。
崇められたい。
「いいね」が欲しい。
もっと上がりたい。
もっとお金が欲しい。
優秀になりたい。
という承認欲求が強い。
人からちやほやされて、注目されて
優越感に浸り
「私はダメじゃない。私は愛されている。」
と思って安心したい。
だから、人から「すごいね」と言われたい。
「私を認めて。認めて。」と言っている。
この我欲につけ込まれる。
騙すのは簡単なことだ。
宗教、ビジネス、セミナー、セッション
スピリチュアルなど
「こうするとこんなに稼げますよ！」
「こうすればこんなに幸せになれますよ！」
と甘い文句を言っておびき寄せる。
自分の頭で考えない
自分で決めない依存心と
人よりも優れていたいという我欲が
人から搾取しようと目論む人間を
引き寄せる。
闇の欲望とアダルトチルドレンの欲望は
リンクしている。
外側から答えをもらおうとする他人軸。
人にやってもらおうとする依存心。
優れた人になろうとする今の自分の否定。
もっともっとという不足感。
こんなものが騙そうとする人間に狙われる。
優れた人になろうとするのは
今のありのままの自分なんてダメだ
と思っているからだ。
安心したい、幸せになりたいと思うのは
今は不安で、楽しくもないということ。
自分では、幸せになろうと
がんばっているつもりだけど
がんばればがんばるほど
今を否定している。
今の自分じゃない、ステキな何者かに
なろうとしている。
ただ、幸せになりたいだけなのに。
安心したいだけなのに。
愛されたいだけなのに。
その願いだけなのに
うまくいかない。
いつまでも平穏は訪れない。
だから、気づくしかないのだ。
自分の人生を
人に明け渡してはいけないということに。
本当の自分の気持ちに沿って
選択、決断をしなければならない
ということに。
それに気づくためには
まず、自分の依存心、愛情飢餓感、我欲
承認欲求、いかに自分を否定しているか、
つまり、現時点での本当のありのままの
自分の姿を認めなければならない。
本当の自分。
それを見つめなければならない。
本当の自分を見つけて、和解して
仕切り直せば、人生はやり直せる。
必ず、平穏な世界に生きられる。
どんな世界に生きたいのか？
貧しい世界？平穏な世界？
自分の望む世界はどんな世界だろうか？
考えてみよう。
自分で。
