心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

母親の価値観

 

 

 

私には根強い劣等感がありました。

 

いつも自分に対して

「おまえは何でそこにいる?いる意味ある?

何の役にも立ってないのに。」

と思っていました。

 

絶望的にダメな人間だと思っていました。

 

 

 

この劣等感の元ってなんだろう?

と考えてみると、思い当たるのは

母親からの否定、批判、罵り、ダメ出しです。

 

何をしても褒めてもらえない。

認めてもらえない。

 

母親から見た私は、きっと

「ダメな子」「パッとしない子」

「大したことない子」だったのでしょう。

 

私は、ことあるごとに怒られる自分は

よっぽどダメなんだと認識しました。

 

それが真実だと

ずっと信じ込んでいました。

 

 

 

 

 

でも、それは母親から見た私なのです。

母親の価値観なのです。

 

母親の価値観では

私は、ダメで、グズで、怠け者で

もっとがんばらなければならない。

もっと役に立たなければならない。

 

「母親の価値観」では。

 

 

 

 

 

子どもにとって、母親は世界そのものです。

母親から否定されるということは

世界から否定されるということ。

 

子どもにとっては

母親の価値観がすべてで

母親の言ったことは真実なのです。

 

だから、母親の否定を

そっくりそのまま信じてしまいます。

 

「自分はダメな子なんだ」と。

 

 

 

 

 

でも、大人になった今

これからも母親の価値観を

そのまま自分に取り入れて

生きていかなければならないのでしょうか?

 

母親は、誠実に真実を言ったわけではなく

ただ自分の中が不満でいっぱいで

イライラして、機嫌が悪かっただけ

なのかもしれないのに。

 

それは

母親の心の問題だったかもしれないのに。

 

 

 

 

 

私は、ある時

もう自分と母親を切り離そうと思いました。

 

母親が言ったことが全部真実なのではないし

母親の価値観で、この先も

生きることないなと思ったからです。

 

 

 

私は、母親の価値観で生きることを

卒業しようと思いました。

 

私は、私の価値観で

生きていくことに決めました。

 

 

 

そこで

「じゃあ私の価値観ってなんだ?」

と自分に向き合うことになりました。

 

私の価値観で見た私はどんな私でしょうか?

 

それから、私は自分のことを

愛情あるまなざしで見つめるように

なっていったように思います。

 

 

 

 

母親の価値観のままでいると

母親はそばにいなくなっても

自分自身が心の中で

常に自分に批判、否定する言葉を

かけてしまいます。

 

だから、その母親の価値観を手放して

母親を自分から切り離して

心の中に愛情深い自分自身を住まわせると

自分を罵る声は聞こえなくなります。

 

自分を罵りたい時

それは誰の声なのか?

じっくり考えてみるといいですね。

 

 

 

 

母親の価値観は母親の価値観。

自分がずっと持っていなくてもいいのです。

 

今この瞬間から

母親の価値観から解放されて

自由になっていいのです。

 

 

 

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