心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

育ち方で人生決まるわけじゃない

 

 

 

私は、以前

スピリチュアルに支えられていましたが

依存はやめて自立しようとそこから離れて

ひとりになって自分を見つめてみました。

 

すると、自分の心の中は

怒りと孤独感と不安と恐怖で

いっぱいでした。

 

私は、生きる楽しみのない

不幸な溺れる者でした。

 

依存から卒業して

自立して生きていこうと決めたものの

いざひとりになってみると

私は、自立とは程遠い幼さでした。

 

不安と恐怖で身動きが取れない。

好きなことをしようにもその意欲さえない。

 

洗脳が解けた私は、将来が不安で

抑うつ状態になってしまいました。

 

何もかもが面倒くさい。

何をどう頑張ってもこの不安は消えない。

「親子関係に起因する心の傷、不調

生きづらさは、ほぼ変えられない。

私のこの辛さは変えられないんだ。」

そんなふうに絶望していました。

 

 

 

 

でも、ある時ふと「心の交流」という言葉が

私の中に浮かびました。

 

心の交流…?

私は孤独感に打ちのめされていましたが

本当は一生孤独なのではなく

自分から心を開いて

人と心の交流をすればいいのではないか?

と思いいたりました。

 

 

 

そして、その日、テレビを観ていたら

ある孤児だった人が出ていました。

 

その人は、事情があって

5歳で孤児になったのですが

今は立派に自立して働いていました。

 

当然、大変な苦労もあったことと思いますが

その人は恨みごとは言わず

大変温和で、しっかりと生きていました。

 

その人は「やるしかないんだよ」

と言いました。

 

私は、その言葉を聞いて

なんだか背中を押された気がしました。

 

孤児でもできる、

親がいなくても自立できる、

親に愛されなくても自立できる、

そう思いました。

 

 

 

さらに、同じ日に

たまたま目にしたあるブログに

こう書いてありました。

 

「親子関係に問題があって

パーソナリティに歪みがあっても

相手は変えられないことを受け入れ

自分を見つめ、達観すれば

悟ることだってできる」。

 

 

 

これらは、「私の人生は変えられない」

と不安と恐怖に足がすくんで

絶望している私へのメッセージだと思いました。

 

 

 

本当は

「母親から受けたトラウマが原因で

私は何もできない」ではなく

 

「親子関係に起因する心の傷、不調

生きづらさは変えられない」ではなく

 

心を閉じてひとりで生きていくのでもなく

もちろん、何かに依存して

生きていくのでもなく

 

私は、過去や、今や、周りや

自分自身を受け入れて

いつでも自分を見つめ、自分を許し

自分を愛し、心を開いて

人と心の交流をして信頼関係を築いていけば

ちゃんと生きていくことができるのだと

気づきました。

 

 

 

 

ひとりで自立するんだと思うと

怖くて絶望を感じます。

でも、人間は

ひとりでは生きていけない生き物。

 

だから、人と関わって

人を愛して生きていきたい。

 

不安や恐怖などの心の傷は消えないけれど

それを抱えながら

自分の人生を生きていこうと思いました。

 

 

 

 

「どんな育ち方をしても

それで人生が決まるわけじゃない。

ちゃんと自立できるし

幸せにだってなれるんだよ。

それには過去や自分を許し、受け入れ

心を開いて自分のことも、人のことも

愛せばいい。」

 

そう誰かに言われたような、同時に

自分で気づいたような感覚でした。

 

 

 

絶望で真っ暗に感じていた

自分の人生に灯りが灯ったように

感じました。

 

 

 

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