心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

圧力をかけない

 

 

 

以前、ナラティブセラピーの

研修を受けたことがあります。

 

ナラティブセラピーとは

ウィキペディアでは

「治療者とクライエントの対等性を旨とし、クライエントの自主性に任せて自由に記憶を語らせることによって、単なる症状の除去から人生観の転換に至るまで、幅広い改善を起こさせることを目的とするものである」とあります。

 

治療者が主導権を握って話を進めたり

アドバイスをしたりするのでなく

クライエントと対等な立場で

学習者としてクライエントの話を聴く

または、共同探求の立場で対話をする

という心理療法です。

 

 

 

そこで学んだことは

「人は、責められない

圧力のかからない環境になると

その人らしく主体的でいられる。

だから、正しさや答えを求めず

ジャッジをせず、横並びで

対等な関係で会話を続ける。

そんな会話を続けていると

自ずと良い変化は訪れる」ということ。

 

 

 

 

これは、自分に対しても

まったく同じだと思いました。

 

 

 

自分自身のことを責めずに

圧力のかからない状態を保てば

自分らしく生きられ

主体性を発揮できるということです。

 

自分を責めないとは、そのままの通り

自分にダメ出しをしない

自分を罵らない、自分に怒らない

自分にガッカリしない、など。

 

圧力のかからない状態とは

ねば、べきと自分を縛らない

自分に過度な期待をしない

あれこれ禁止しない

エゴからの要求を自分自身にしないことです。

 

いつも正しくいようと自分を見張っていたり

「それはいい、これはダメ」と

ジャッジしていたり

正しい答えを追い求めることも

圧力となるでしょう。

 

このような圧力が

外側からかかるのはもちろんのこと

自分の内面で起こっていても

自分は常に緊張してしまい

自分らしくいることは困難になります。

 

 

 

 

責めない、圧力をかけないとは

言い換えると

「ありのままの自分をそのまんまにしておく」

ということです。

 

そうして、ありのままの自分が許され

受け入れられていると

自分は自由になり、イキイキとして

自分を発揮できるのです。

 

そんなふうに、自分らしく生きられ

自分の主体性を発揮できると

人はキラキラと輝くのだと思います。

 

 

 

 

自分自身と対等な関係で

自分の心の声を聴くことも大切です。

 

自分の話、自分の言い分、自分の気持ちを

ただ「うんうん、そうなんだね」と

聴いてくれる自分という存在は

優秀な治療者となります。

 

自分自身との

そんな安心できる対話を続けていると

自分の心は穏やかに安定してくるでしょう。

 

 

 

 

 

責めない、圧力をかけないというのは

人に対してそうあることも

その人を元気づける在り方ですが

自分自身に対しても

自分を元気にする方法なのです。

 

 

 

 

自分や他人を責めることは

本当に、百害あって一利なしです。

 

責めるという行為は

愚かなことだと思います。

 

 

 

自分にも、人にも

優しく受容的でありたいです。

 

 

 

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