心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

良い主婦にならなければという呪い

 

 

 

私は、専業主婦なのですが

家事がめんどくさくて

いつも嫌々やっていました。

 

興味のあることの勉強などは

5時間でも6時間でも大丈夫なのに

家で家事をしていると

2時間くらいでぐったり疲れて

横になりたくなってしまいます。

 

どうしてこんなに疲れるのかなぁ?

と、いつも思っていました。

 

 

 

 

好きなこと、興味のあることは

集中できて時間もあっという間に過ぎて

疲れないのですが

家事はめんどくさくて、好きでもなくて

しなくちゃいけないことで

嫌々やっているから疲れる、というのも

もちろんあります。

 

でも、もっと掘り下げてみると

それプラス、私は家事に対して

「こうでなければならない」という

思い込みがとても強くあることに

気づきました。

 

 

 

 

「家族が快適に過ごせるようにしなければならない」

「家族の健康管理は主婦の責任」

「家族のために働くのが主婦の役目」など。

 

これらは、繰り返し

母から聞かされていた言葉です。

これが呪いとなって私を苦しめていました。

 

 

 

「朝5時に起きて○○さん(私の夫)に

スムージーを作ったら?」

「あなたも和歌山(夫の単身赴任先)に行って

部屋の掃除しなきゃね」

など、母から言われるこういう言葉が

私を追い詰めていました。

 

「良い妻に、良い主婦に、良い母親に

ならなければならない」という呪い。

 

 

 

もちろん、私は完璧な主婦からは

程遠い有様でした。

 

だから私は、この呪いによって

「ちゃんとやらなきゃ、もっとちゃんと」

と、家事をしながら

自分を責め立てていたように思います。

 

好きでもないことをやるだけでも疲れるのに

それプラス、自分を責めているのですから

エネルギーをごっそり持っていかれるのも

当たり前といえば当たり前です。

 

 

 

 

母は、家の中を完璧にしなければ

自分には存在価値がないと

思っているのだろうなと思いました。

 

だから、私にも、そうしなければ

主婦として価値がない、主婦失格だと

常にメッセージを送っていたのです。

 

そのメッセージをそのまま受け取り

そう思い込んだことが

私を苦しめていました。

 

 

 

 

 

ある時、何年か前ですが

主婦の友達二人に年末の大掃除について

聞いてみたことがありました。

 

すると、二人とも

年末の大掃除なんてやっていなかったのです。

 

暖かい季節にちょっとずつやるとか

年末は時間がないからとか、とにかく

家をピカピカにして新年を迎えるなんてことは

していなかったのです。

 

その頃、私は毎年ひとりで倒れるほど

大変な思いをして大掃除をしていました。

だから、友達の「やってないよ〜」という

言葉に「それでもいいの?」と驚愕したものです。

 

 

 

 

 

そんなこともあり、私は自分の思い込みを

見直そうと思いました。

 

私が、「これはやらなくちゃ」と

思っていることは本当に

やらなくちゃいけないことなのでしょうか?

 

良い主婦ってなんでしょうか?

そんなもの決まっているのでしょうか?

その家族ごとに違うのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

私は、母の理想の主婦を目指して

息切れしています。

母の理想の主婦を

私は目指さなければいけないのだろうか?

 

自分に問い

「その必要ないな」と腑に落ちました。

 

 

 

 

私は私のやり方でやればいいのです。

 

例え無意識でも

理想の主婦なんて目指すから

すぐに疲れる。

毎日ごはん作るのが憂鬱になる。

 

立派にしようなんて思うから。

 

 

 

もう、自分を許してあげようと思いました。

 

母の理想の主婦は目指さない。

私は、私のやり方で

自分が楽しいと思えるようにやっていく。

 

 

 

責める気持ち、

こうじゃなきゃダメという圧力は

もう、私の人生にはいりません。

 

 

 

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