心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

これからも自分を縛り続ける?

 

 

 

子どもの頃、私が深いため息をつくと

母はよくこう言った。

 

「あなたはそうやって

空気を抜いちゃうからダメなのよ」

 

 

 

 

深いため息をつく時は疲労困憊している時。

私は、小学生くらいの時は

もうしんどかった。

 

早く早くと急かされ

自分のペースで過ごせず

自由はなく

母の顔色を伺って緊張していた。

 

その頃から

「こうでなければならない」を守ろうと励み

私はいつも、そのことに

大量のエネルギーを費やしていた。

 

だから、いつもとても疲れていて

子どもなのに「ハァー」と

深いため息をよくついていたのだ。

 

 

 

 

子どもの頃から、私は

「こうでなければならない」に縛られて

そのことで、心も体も魂も

ずっと苦しんでいた。

 

心も体も魂も、ずっと耐えていた。

 

 

 

 

 

母と一緒に住んでいた時まではわかる。

母は、決して私を許さないから

耐えるしかなかった。

 

でも、ある時、ふと疑問に思ったのだ。

 

結婚して実家を出て何年も経って

母は近くにいないのに

なぜ私は解放されていないのだろう?

 

 

 

 

私は気づいた。

 

私は、母と一緒にいた時と同じ

今も縛られて苦しんだままでいる!

 

マインドコントロールされた私が

母の理想を受け継ぎ

私自身を縛って許さなかったからだ!

 

これが恐ろしいマインドコントロール

 

 

 

 

そのことに気づいて

私はこれからも「こうでなければならない」と

自分を縛り続けるのだろうか?

 

それをやる意味はなんだろう?

私は、それをやりたいのだろうか?

 

 

 

 

 

私自身が無視され

「こうでなければならない」を

押しつけられてきて、もう

心も体も魂も、疲れきっている。

 

「ねばならない」を守り続ける毎日に

疲れきっている。

 

 

 

 

私は謝りたい。

私の心に、私の体に、私の魂に。

 

今まで理想を押しつけてきた。

私自身でいることを許さなかった。

私自身を責めて否定していた。

自由を許さなかった。

 

それでは私は幸せになれない。

私を苦しめるだけだ。

 

その時、ようやく

私は自分の間違いに気づいたのだった。

 

 

 

 

私は、自分が間違えていたこと

自分を苦しめていたことを

自分自身に真摯に謝った。

 

そして「私は私自身のままで

私の価値観で、私の感覚で

自由に選択して、毎日を過ごす」と決めた。

 

 

 

 

私の暮らしは私が決める。

私の人生は私が決める。

 

それでいいのだ。

それは許されている。

 

 

 

 

 

 

夕飯は「ちゃんとしたものを

作らなければならない」と思うから

億劫になる。

 

家事は「やるべき」と思うから疲れる。

 

めんどくさくて動けない時や

やたらと疲れる時は

何か、自分を苦しめる思い込みが必ずある。

 

思い込み、信念、観念は

その人の行動にこんなにも影響を与える。

 

 

 

 

「ねば、べき」が

自分をこんなに苦しめている。

 

そのことに気づいたら

その時にようやく、それを緩め

自分を解放してあげることが可能になる。

 

自分を許し、解放してあげると

なぜあんな苦行のようなことを

していたのだろうか?と不思議に思える。

 

そんなに大変なことじゃない。

ただ、自分を自ら縛っていることに気づき

それを緩めてあげるだけ。

 

自分の意識をそう変えるだけなのだから。

 

 

 

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