心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

母親の嫉妬

 

 

 

私の母は、母自身が人から褒められるように

私に「優秀になれ」と言いました。

 

けれど、同時に

自分が霞んで惨めにならないように

私に「輝くな」とも言いました。

 

(直接的に言うのではなく

私がのびのびイキイキすることを禁止したり

私が喜んでいると、ピシャリと

冷や水をかけるようなことを言ったりした)

 

母は、私に「優秀になれ」

でも「輝くな」という相反するメッセージを

常に送っていたのです。

 

 

 

おくびにも出さなかった母の嫉妬の感情。

母自身も認めないだろう深いところの感情。

 

 

 

 

 

母は、地味で真面目なタイプで

友達も多い方ではなかったと思います。

 

母にとって、私は

いつも友達と楽しそうにワイワイしていて

「ダメな人間」にでもなってくれないと

自分の心を落ち着かせることが

できなかったのかもしれません。

 

そうして、母の嫉妬、母の劣等感が

私を「ダメな人間」に

仕立て上げたのかもしれません。

 

自分が優位でいるために。

自分が霞んで惨めにならないように。

 

 

 

 

 

もちろん母は絶対に認めないでしょうが

それでも、私は確実に

その攻撃を受けていたのです。

 

 

母親の嫉妬は

言葉にしなくても電気信号となって

子どもの脳に影響を与え

子どもを無気力にし、動けなくさせます。

 

 

 

 

私は、自分を「ダメな人間」だと思い込んで

実際、本当に失敗ばかりして

ダメな子になりました。

 

「パッとしない子」「大したことない子」

と言われ、実際そうだったけれども

本当はそうではなかったのかもしれません。

 

母が、私を怖れて封じ込めてしまったけれど

本当は、母が嫉妬するほど

輝いていたのかもしれません。

 

 

 

 

なんという毒でしょう。

母親の嫉妬とは。

 

私は、その毒をずっと盛られ続けて

自分を「ダメな人間」だと信じて

無気力になって

生きることすらめんどくさくなってしまった。

 

私に何が起こったのだろう?

私の脳はどれだけ傷つけられたのだろう?

心は?体は?

 

 

 

今になって何を言っても、私は

今持っているこの脳で、心で、体で

生きていくしかありません。

 

今の繊細な自分をこのまま受け入れて

生きていくしかないのです。

 

 

 

 

そう気づいた時、私は

母の嫉妬の物語にお付き合いするのはやめて

「ダメな人間」という役を

降りようと思いました。

 

 

 

私に悪影響を与える母からの電気信号が

届かないくらい遠くに距離を取り

母から逃げました。

 

不思議なことに物理的に距離を取ると

私はのびのびと自分自身でいられて

たまに実家に帰省すると

すぐにまた失敗ばかりする「ダメな人間」に

なるのでした。

 

そして、体調が悪くなりました。

 

母親の嫉妬とは、それほど猛毒なのです。

 

 

 

ちなみに、これは

その被害を受ける側ではなく、自分が

気づかないうちに、自分の子どもにも

発しているかもしれないので要注意です。

 

 

 

私は、母の謎の電気信号から解放されて

自分の人生を主体的に

生きられるようになったのでした。

 

 

 

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