心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

家にいられるのは嬉しいこと

 

 

 

コロナの影響で、世の中全体的に

外出を控える傾向にあります。

 

 

緊急事態宣言発出中の期間は

私も家に籠ったりしました。

 

その時の私の気持ちは

「やったー!家にずっといることに

罪悪感を持たなくていい!嬉しい!」です。

 

 

 

それは、国からの要請で

感染拡大防止に協力することになって

家にいることは「良いこと」だと

捉えられたからです。

 

旅行が好きな方や

買い物やテーマパークに行きたい方

友達や同僚とワイワイしたい方

外出しないと煮詰まっちゃう方などは

我慢の期間だったのでしょうね。

 

それが証拠に、国や自治体からは

「我慢してください」と言われましたし

外出した方が叩かれたりしました。

 

 

 

そんな世間の感覚、価値観から

私は遠く離れていて

「誰からも何も言われないで大いばりで

ずっと家にいられるなんて

とっても嬉しい〜♡」という感じなのでした。

 

 

 

 

私は、HSP気質で繊細で

外にいて、人ごみや騒音

ごちゃごちゃした風景、ネオン

空気の悪い場所、車のエンジン音

などに触れるとエネルギーを取られて

疲れてしまうのです。

 

なので、整えられた自分の部屋で

ひとりでいるのが一番楽で好きです。

 

 

 

 

 

まだ結婚前で実家にいた頃

私は働いていましたが

外では消耗してしまうので

休日はゆっくり家で休みたいと思いました。

 

けれど、私が休日に家にいると

母がざわざわするらしく

「どうして家にずっといるの?

どうして遊びに出かけないの?」と

よく文句を言われました。

 

 

 

母は、私が家にいることを嫌いました。

 

母は、休日の一日を

外に遊びに出かけたり

旅行に行ったり

何か特別なことをするのは良いけれど

家でのんびりするのはダメなこと

という価値観のようでした。

 

成果主義なので、のんびりするのは

時間の無駄だと思ったのでしょう。

母自身、特に何もしないで

のんびりダラダラするということは

ありませんでした。

 

 

 

 

この価値観は、知らず知らずのうちに

私にもコピーされていて

しんどいからと家で休んでいても

常に罪悪感を感じていたのでした。

 

「家にずっといることは悪いことだ」

という観念を持っているので

結婚して母から離れても

のびのびと家にいることはできませんでした。

 

 

 

職場の同僚や友人たちと

「休日何してた?」という話によくなりますが

みんな、あそこに行った、ここに行った、と

華やかに遊んでいて、そんな時

私はいつも肩身の狭い思いをしました。

 

(私はどこにも行かなかった…

私は特別なことは何もしなかった…)と

自分を恥ずかしく思いました。

 

 

 

本当は、家でのんびりと好きなことをして

快適に過ごして

エネルギーを充電したのですから

充分に有意義な休日だったのですが

人と比べて地味で冴えない休日に

私自身が「ダメな休日」だと思っていたのです。

 

 

 

 

その観念はずっと残っていて

だから、緊急事態宣言が出て

家にずっといても誰も変に思わない

思う存分、ずっと家にいていいのだ

ということが嬉しくて

解放された気分になったのです。

 

こう考えてみると

よくわからない謎の罪悪感で

ずいぶん自分を縛っていたのだとわかります。

 

 

 

そもそも、外出して

いろんなところへ行った方が良いというのは

母の価値観です。

 

私は、それを取り入れて

自分の快適とのギャップに違和感を感じ

苦しむ必要などないのです。

 

 

 

外出するのも、家にいるのも

自分がそうしたいと思った時に

したいことをすればいいのですね。

 

コロナの感染状況によって

できないこともあるかもしれませんが

基本的にはどう振る舞おうと自由です。

 

「家にずっといるなんておかしい。ダサい。」

というのも

「外出ばかりしておかしい。良くない。」

というのもどちらも変です。

 

 

 

人それぞれ、みんなに、自分の楽しみ

自分の快適があると思います。

 

その自分の楽しみや快適を

一番大切にして

自由に振る舞っていきたいです。

 

そして、自分を尊重するのと同じように

人の自由も尊重していきたいです。

 

 

 

私は、思う存分

家で本を読んだり、日記を書いたり

体に優しいお菓子を作ったり

映画を観たり、音楽を聴いたり

好きなことをして、自分のペースで

快適に過ごしたいと思います。

 

 

 

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