心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

人生の有意義さと移動距離は比例する?

 

 

 

私は、HSP(繊細すぎる人)気味で

外にいると人混みなど、いろんな刺激に

エネルギーを奪われて、疲れてしまうため

家に篭っているのが大好きです。

 

さらに、私は乗り物も苦手で

飛行機や新幹線、特急電車など

動き出したらしばらく降りられない乗り物には

恐怖心すらあるくらいです。

 

なので、私にとって遠出はハードルが高く

やっぱり家に篭っているのが大好きです。

 

 

 

 

 

この私の特性を、以前私は嫌っていました。

 

特に、子どもをあちこち

遊びに連れて行ってあげられないことは

自分を許せなかったです。

 

私のところに産まれたばかりに

旅行やディズニーランド、USJなどに

しょっちゅう行けない。

 

(たまには行きましたが、友達は

ほとんどの子が年パスで

しょっちゅう行ってました。

年パスを持ってないのは私の子だけでした。)

 

 

 

子どもが小学生の頃

GW明けや夏休み明けは

憂鬱だと言っていたことがありました。

 

長期の休み明けは

作文を書かされるのだそうです。

 

その時、みんなは「あそこに行った」

「ここに行った」と作文に書くのに

自分は書くことがないからです。

 

近所の大きめの公園や

せいぜい地元の遊園地しか行かないので

子ども心に惨めだったのでしょう。

 

そんな時、私は心底申し訳なく思い

「私のせいで子どもに嫌な思いを

させている」と、自分の繊細さが

本当に嫌いになりました。

 

 

 

 

私は、パワフルに

たくさん行動する人が羨ましくて

それがすごく良いことだと思いました。

 

飛行機や新幹線で

あちこち移動するのは良いこと。

たくさん行動するのは

人生を有意義に過ごしている。

飛び回ってたくさんの成果を上げて

人も自分も楽しませることができる。

そういう人に価値はある。

 

そう思っていました。

 

 

昔、「人生の有意義さと移動距離は比例する」

というようなことを聞いて

「私はつまらない人生を送っているのだ」と

落ち込んだこともありました。

 

 

 

 

 

でも、最近は、そうではないかもしれない

と思うようになりました。

 

 

 

コロナが感染拡大したのは

人が密集して、グローバル化によって

人があちこちに移動したからです。

 

それに、人が移動するために必要な

飛行機も車も、CO2を排出して

地球を苦しめます。

 

 

 

個人レベルでは、いろんなところに行って

有意義な経験を積めるのはステキなことですが

人類レベル、地球レベルでは

それは必ずしも必要ないのではないか?

と思うのです。

 

 

 

もちろん、心のままに、自由に

自分の行きたいところに行くのが大前提で

「移動なんてしちゃダメ」

と言うつもりはないです。

 

でも、少なくとも

移動しない自分を卑下しなくてもいいんだな、

と思いました。

 

むしろ、コロナの感染拡大防止や

CO2削減という意味では

人類に貢献さえしているのです。

 

 

 

コロナ前は、あちこち飛び回っている人が

輝いて見えたけれど

今ではリモートが当たり前になり

移動は必ずしも必要なものではなくなりました。

 

人の在り方も変化して

それはもう受け入れられています。

 

 

あちこち移動して飛び回っている人も

ひと所に留まっている人も

どちらも、それでいいのです。

 

どこで、どう過ごそうと

それは自由で、自分が快適で

楽しい方を選べばいいのです。

 

良い生き方、悪い生き方、なんて

人が勝手に決められないものだと思います。

 

 

 

 

 

私は、今でも子どもに申し訳なく思いますが

それはそれで子どもの経験で

仕方がないことなのだと諦めています。

 

私が、いきなり元気いっぱいの人に

なれるわけではないので

私は私のままでいるしかできないのです。

 

 

 

そうして、私は繊細な自分を受け入れて

平穏な毎日をコツコツと

生きていこうと思いました。

 

 

 

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