心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

急いでやるのとのんびりやるのの違い

 

 

 

日常の動作を

早く早く!と急いでやるのと

自分のペースでのんびりやるのと

何が違うのだろう?

 

検証してみた。

 

 

 

 

例えば、のんびり歩いている時。

 

道端や他所のお宅の庭先などを見て

僅かな自然の変化に気づいたり

空、雲、空気を感じて

季節の流れに気づいたり

それらの美しさを感じることができる。

 

 

反対に、遅刻しそうで

ものすごく急いで歩いている時は

周りの景色など、ほとんど目に入らない。

 

季節や草花はおろか

周りの人にも目が行かない。

 

頭の中は、とにかく「早く!早く!」。

そして「○分の電車に乗るにはあと△分!」

「間に合わなかったらどうしよう」

「あそこの乗り換えスムーズに行くかな」

などの思考でいっぱいだ。

 

 

 

 

また、のんびりとお皿を洗っている時や

洗濯物を畳んでいる時。

 

手の上に水が流れる感触

お皿のキュッキュッとなる感触

洗濯物の繊維の手触り

日の光の温かさの名残りの感触

日の光の良い香り

 

そんなものを五感で

ゆったりと感じることができる。

 

それは、喜びや気持ち良さなどを

感じることに繋がる。

 

 

 

反対に、忙しくてバタバタしていて

急いで家事をしている時は

いかに合理的に早くやるかを

考えながらやっていて

「次はあれやって、その次はあれで」と

今やっていることに心はなく

もう次のやることを考えている。

 

急いでいる時は

感じることを味わう時間がもったいなくて

合理性を優先して

すぐ次の動作に移ってしまう。

 

そこに「感じる」ということは

ほとんどなくて

やっぱりここでも頭の中の思考が

忙しく動いている。

 

 

 

 

 

こう考えてみると

何をするにしても

のんびりやっている時は

喜びや気持ち良さなど「感じる」

ということが多い。

 

そして、そうやって五感を使って

感じていると、たまに

「あ!そうなんだ!」というような

気づきが起こることもある。

 

 

でも、急いでやっている時は

いかに合理的にやるか考えながらやるし

感じることを味わう時間がもったいなくて

すぐに次の動作へと移るので

あまり「感じる」ということがない。

 

「感じる」ことには

ある程度の時間、ゆとりが必要なようだ。

 

 

 

 

つまり、急いでやると思考優位になり

のんびりやると、感じることを味わい

そこに気づきも起こる。

 

 

 

 

現代人は、ほとんどの人が思考優位で

いつも頭の中で何か考えている状態だと言われる。

 

思考優位だからこそ

鬱病の人がたくさんいて

ストレスが溜まって

しんどい人がたくさんいるのだ。

 

人は、感じている時には

考えることができない。

つまり、五感に集中して感じている時は

思考はお休みしている。

 

ということは

思考優位で疲労困憊の現代人は

感じることを積極的に取り入れることで

癒されるということだ。

 

 

 

お風呂に入って

「あったか〜い♡」と感じるのも良し

風に当たって、その爽やかさを

「あ〜気持ちいい♡」と感じるのも良し

おいしいものを食べて

「おいしい♡」と感じるのも良し。

 

動作をのんびりやって

今この瞬間に自分の五感が感じていることを

味わうことも、自分を癒しへと導く。

 

何かと忙しい現代人は

あえて動作をのんびりとして

普段のバタバタとのバランスを取っていくと

いいのかもしれない。

 

そんなちょっとした心がけが

自分の心を整えて、救う。

 

 

 

本当に忙しい時や

段取り良くやらなければならない時など

テキパキと動かなければならないし

どう動くかはその時々の選択。

 

けれど、特に急いでないのなら

私は、やっぱりのんびりやりたい。

 

 

 

のんびりとやって

自分が今何をしているのか気づいていて

周りの自然や景色、季節の変化などに気づき

また、それらの感触や香り、音、味など

五感を使って存分に感じて

それらを味わい、喜び、楽しみたい。

 

 

 

 

のんびりとやって

それらを感じて、味わうというのは

瞑想そのものだな、と思った。

 

だから、急いでやるよりも

そうしたい、その方が心地いい

と思うのだ。

 

そうすると、心が整い、喜びを感じるから。

 

 

 

 

私は、今している自分の体験を

心ゆくまで味わいたい。

 

それが、私の喜びです。

 

 

 

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