心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

自信を取り戻すには

 

 

 

自分を大切にしたい

自分を愛せるようになりたい、と

どんなに願っても

それがなかなか難しくて

できないでいる人は多いと思います。

 

自分を大切にし愛するには

まず、自分が自分のことを

肯定していなければできないですし

自分に自信を持っていなければ

できないことだからです。

 

 

 

自分なんて、と自分を否定している状態で

人よりも自分を優先することは

矛盾が生じて難しいのです。

 

否定している自分なんかより

人を優先して大切にする、という方が

矛盾がなく、自然な在り方になります。

 

よって、自己肯定感や自信がないと

自分を大切にし愛するのは

難しく感じるのです。

 

 

 

 

私もずっとこの状態でいて

自分を一番大切にするということが

なかなかできませんでした。

 

でも、自分に肯定感や自信がないから

自分を愛せないのだということに気づいて

私は、自分の肯定感の低さ、自信のなさと

がっつり向き合う決心をしました。

 

 

 

そんな時、とても役に立った本が

加藤諦三さんの「自信」です。

 

一部抜粋します。

 

 

・自分に関する決断は自分がしなければならない。自分の決断を他人に代わりにやってもらっている限り、自信を持つことはできない。

 

・操作という関係は、一方(親)に不満を、他方(子ども)に良心の呵責をもらたす。この操作という関係こそ自分から自信を奪ってしまったものなのである。

 

・自分自身に失望している人(母親)は、容易に他人(子ども)に失望し、他人を非難する。自分自身に失望した人の自己本位な感情や期待に負けて、子は自信を喪失する。

 

・歪んだ関係の中で、自分は「つくられた自分」であるからこそ自己肯定感がない。

 

・自分の本当の感じ方を自分や他人に偽ることは、自信喪失を招く。

 

・自分が自分のままで努力した時に自信を強め、自分が自分を否定して自分以外のものになろうと努力した時、劣等感を強める。

 

・依存心の強い親に気に入られようとするから、できないことをしようとして(非現実的に要求が高いので)自信を喪失する。依存心の強い親に嫌われることを恐れるから劣等感に苦しむ。

 

・自分の本当の感情を知ることを禁止しないということは、自分を偽らないということ。自己主張なくして自信はない。自己主張とは自分を偽らないこと。

 

・自信を持ちたければ、自分に適合した考え方をし、自分に適合した生き方をする。

 

・自信にとって戦いの場は必要。自信とは自分が自分に依存していること。甘えとは自分が心理的に他人に依存していること。甘えている者は他人の是認、賞賛なしには自己確立できないので自信の欠如に苦しむ。戦いこそが甘えを切り捨てる。

 

・自分に肯定感が持てない人は、さるが泳ぐ練習、魚が木登りの練習のようなことをやっている。自分自身であればいい。

 

・自分の価値を信じられない人は、親が自分を受け入れてくれなかったから、他人もまた自分を受け入れてくれないと錯覚してしまった。

 

・他者との関係を円満にしようと過度に配慮するのは、自分の内面の孤立感から目を背けるため。

 

・自分の内面の空虚感や孤立感から逃げるのか、立ち向かうのか。逃げた者は心の病になっていく。

 

・絶えず緊張して疲労の激しい人は防衛的な人。防衛的な人が自分の深層にあるものを恐れるのは、小さい頃、自分にとっての重要な人がありのままの自分を拒否したからである。

 

・防衛的性格で生きながらえていると、生きることの意味がわからなくなる。防衛的である限り、けっして創造的にはなれない。

 

 

抜粋は以上です。

 

 

 

 

この本を読んで、私は、

自分に当てはまっているところが

たくさんあり過ぎて

本当に目から鱗が落ちるようでした。

 

自分はなぜ自己肯定感が低いのか。

なぜ自信がないのか。

そして、それらを取り戻すには

どうすればいいのか。

 

その答えを得たように感じ

本当にすっきりしました。

 

 

 

この本を読んでから

私が心がけたことは5つあります。

 

1、自分のことは自分で決断する。

2、自己主張する。

3、自分を偽らない。

4、ありのままの自分を知る、認める。

5、戦う。

 

 

 

子どもの頃、母親に支配されていると

(あるいは他の要因で安心した環境で

育つことができないと)

健全に育っていれば当たり前に持っている

自尊心、自己肯定感、自信

他者や世界を信頼する力などが

欠如してしまいます。

 

その欠如している不健全な自分を

まず、ありのまま認めることが第一です。

 

「自分には、こういうことが起こって

今自分はこういう状態になっている。」と

ありのままの自分を「知る」のです。

 

 

 

そして、「じゃあ自分はどうなりたい?

自分はこれからどうしたい?」と

今現在の自分が行動の選択をします。

 

今、自分のことを決める権利は

100%自分にあります。

 

「決める」「選ぶ」のは自分です。

 

 

 

そうして、少しずつ

自分の足場を固めていきました。

 

「自分自身であればいい」

 

シンプルにこれだけなのだと思います。

 

 

 

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