心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

自分の中心に戻る

 

 

 

レジでお金を払う時

焦ってしまうのは

後ろの人を待たせてはいけないと

考えているから。

 

店員さんに気を遣うのは

店員さんの気持ちを考えているから。

 

周りに気を遣うのは

周りの人の気持ちを考えているから。

 

 

 

私は、本当に、無意識に

そうやっていつでも

他者の快、不快を考えて

行動していました。

 

自分の快、不快については疎かで

私の世界の中心はいつでも他者でした。

 

 

 

 

自分と正直に向き合ってみると

思ってもみなかった自分の姿が現れてきます。

 

自分が依存していること。

すぐに人に操作されること。

自分の中が空っぽなこと。

人の気持ちばかり気にしていること。

人のためにばかり動いていること。

 

などが、どんどん明らかになってきます。

 

 

 

私は、自分の心の不健全さを

しっかりと認識しようと思いました。

 

人間の形をしているけれど

中に「自分」がいない。

「自分」はどこにいった?

 

自分が、そんな空っぽな存在なのが

悲しかったです。

こんな生き方なのが悲しかったです。

こんな自分なのが悲しかったです。

 

 

 

 

私は、「いい人」をやっていました。

 

それは、良いことではないし

親切でもないし

愛でもなんでもないです。

 

「私は人の気持ちがわかる」

「私は人を助けることができる」など

勘違いだったのです。

 

 

ただ、嫌われるのが怖くて

ビクビクして

自分を明け渡してしまった。

 

自分の世界の中心から

自分がずれている人。

 

意識が常に外側にある

自分がお留守な人。

 

それが等身大の自分でした。

 

 

 

私が助けたつもりの人は

本当は助かったのではなく

力を奪われたのかもしれません。

 

人は、みんな

自分でなんとかする力を持っています。

その力を奪ったかもしれない。

 

だから「いい人」になって

誰かを救おうとすることは

余計なことなのです。

 

 

 

 

そんなことより

自分の気持ちに集中して

自分を救ってあげることの方が大事。

 

自分を世界の中心に置いて

自分の人生を生きる方が

よっぽど周りの人を幸せにします。

 

 

 

「私は『いい人』をやっていたんだなぁ」

と気づき、そんな自分が悲しかったから

「もう終わりにしよう」と思いました。

 

次のステージに進もうと思いました。

 

 

 

周りに引っ張られていることに気づいたら

すぐに自分の中心に戻る。

また引っ張られていたら、また戻る。

 

それを根気よく

何度も何度も繰り返します。

 

つい周りに引っ張られる自分を

決して責めないで

「大丈夫、大丈夫」と優しく励まします。

 

ずっとそうやって生きてきたのだから

それが慣れていてやりやすくて

つい戻ってしまうのは自然なことです。

 

だけど、もうその生き方は手放して

自分の人生を生きると決めたのだから

気づいた時にそのように選択すれば

問題ありません。

 

 

 

そうして、繰り返し繰り返し

気づいたら自分の中心に戻る、と

自分の気持ちを大切にすることを

練習していきました。

 

諦めないで繰り返し練習すれば

必ず変化していきます。

 

完璧に自分中心にできなくても

気づいた時に

自分の中心に戻れれば

それでOKなのです。

 

 

 

 

ゆるく、優しく自分に接して

自分を幸せにしてあげるのが

生きている目的だと思います。

 

みんな、この世界で

自分を生きるために

生まれてきたのですから。

 

 

 

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