心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

マインドコントロールされている間、失われているもの

 

 

 

毒親育ちのアダルトチルドレン

多くの場合

マインドコントロールされている。

 

 

 

私もそうだったと思うけれど

そのマインドコントロールされている間

失われていたものはなんだろう?

 

自分の個性

意志

感情

欲望

尊厳

自由

私らしさ

自分を一番大切にすること

そんなものかもしれない。

 

自分を取り戻して

自分を生きていくということは

つまり、これらを取り戻すことだ。

 

これらを取り戻し

自由に、素直に、これらを表現して

これらを満たし、楽しんでいくこと。

 

 

 

 

 

私の母は、自分の満たされない思いを

私に満たしてもらおうとした。

 

全部、自分(母)の思い通りに

なってほしい。

でも、そうはならないからイライラする。

 

その不満は私にぶつけられた。

母はいつになっても満たされなかった。

だからいつも欲求不満で

怒ってイライラしていた。

 

母は「お母さんの言う通りにすることが

正しい。お母さんを満たすことが正しい。

できなければダメな人間だ。

個性を出すのはわがままだ。」と

私に言い聞かせた。

 

私は、母を満足させることができなかった。

「正しい」ことができない。

私はダメな人間なのだと思った。

 

 

 

 

でも、真実は違う。

 

私は、不可能なことを課されていたのだ。

母を満たすことなど

私にはできないのに(私の責任でもないのに)

できないことをやろうとしていた。

 

そして、やっぱりできなくて

母は欲求不満で怒りを私にぶつける。

 

私は自分を責めた。

 

 

 

 

でも、母のその怒りは

本来、私にぶつけられるものではない。

 

私に母を満たさなければならない責任はないし

できなかったことを責められる筋合いもない。

 

そして、私は管理、支配される存在ではない。

 

そんなことは誰にもできない。

私は自由だ。

 

 

 

 

 

母の不満や怒りの責任は、全部母にある。

全部、母の問題なのだ。

 

私を思い通りにコントロールしたい欲望や

私の感情を無視して

人格を尊重できなかったことや

イライラして怒りを私にぶつけることなどは

母が心理的に未成熟で病んでいるからだ。

 

母自身が苦悩を抱えているけれども

そこに向き合うほど強くはなかった。

 

そこで、私に救いを求めて

さまざまな要求をしたり

感情をぶつけたり

愛されようとしたり

癇癪を起こしたりして

依存している。

 

母は未熟なひとりの人間なのだ。

 

 

 

 

 

マインドコントロールされていた頃

私は人として生きていなかったと思う。

 

選択の自由を奪われ

意志を奪われ

人格を奪われ

尊厳を奪われた。

 

私の「私らしさ」は嫌われて

ただ人形のように

母を満たす存在であることを求められた。

 

私は、生き残るために自分自身を捨てて

母を喜ばすためにがんばった。

でも、母が喜んでくれることはなかった。

 

私は、要求されたことを

できない自分が大嫌いだった。

そして、いつでも自分を責めた。

 

「私には力がない。

私には価値がない。

私はダメな人間だ。」

 

 

 

 

 

でも、もうそんな夢から覚めようと思った。

それは真実ではない。

 

私は、母によって都合よくねじ曲げられた

「正しい」を信じていただけ。

 

私は、本当は母に従わなくてもいい。

私はひとりの人間だ。

 

母は、私を人間として扱わなかった。

私は、人間として生きてこなかった。

 

もう終わりにしようと思った。

そんなデタラメな世界。

嘘の世界。

 

 

 

 

私は、母の支配、管理から解放され

母を満たす役割から卒業して

これから先、母の怒りや否定のエネルギーは

受け取らないと決めた。

 

嘘の「正しい」ではなくて

本当の「真実」を生きると決めた。

 

 

 

 

自分を生きていくということは

マインドコントロールされている間に

失われたものを取り戻すこと。

 

自由に、まず自分を満たし

自分を表現して、楽しんでいく。

 

人を満たすのではなく、まず自分を満たす。

これが重要!

 

まず先に人を満たしていたら

マインドコントロールされていた頃と同じだ。

 

 

 

自由に自分を満たし楽しんでいく時

もうひとつ大切なことは、今までの

自分に対する間違えた思い込みを手放すこと。

 

自分は無力だ

自分には価値がない

自分はダメな人間だ、などなど。

 

 

実際、私は無理なことを要求されて

責められていただけなので

ダメなのではない。

 

その「ダメ」は本当か?ということだ。

 

それは、ただ、誰かが

気に入らなかっただけかもしれない。

誰かの機嫌と自分の価値は無関係なのだ。

 

 

私はダメなんかじゃなかった。

私は素直なひとりの女の子だっただけだ。

 

 

 

 

 

私は、自分の人生を仕切り直した。

 

この人生を

このまま終わらせるわけにはいかない。

 

 

 

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