心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

私の周りには私の好きなものがない

 

 

 

いろいろな本を読んでいて

「これはまさに私だ!」と

思った言葉がたくさんあります。

 

 

 

・過度な気遣い

・他者に対して顔色を伺い

喜ばそうとするポジショニング

・人に操作されているあやつり人形

・現実世界から逃避している

・理想を達成できない実際の自分を軽蔑してる

・失敗して恥をかきたくない恐怖がある

・勧められるままに言いなりになる

受け身の生き方

 

などなど。

 

 

 

 

 

私は、ある時

自分の周りにあるものが

自分が好きで買ったものがほとんどない

ということに気がつきました。

 

例えば、食器はほとんどが

実家にあったもの、人からもらったもの

粗品などで、まさに

受け身の私にたどり着いたものばかり。

 

他にも、飾ってある絵も置き物も

写真たても鏡もコースターも

ほとんどが人からのもらいもの。

特に母からもらったものが多いです。

 

 

 

中には自分で買ったものもあるけれど

それだって「好きだから」買ったのではなく

「これでいいや」と買ったもの。

 

「私の周りには私の好きなものがない」

ということに気づきました。

 

買い物で自分で選べる時でさえ

私は自分の好きなものを選ぶという

アンテナが眠っていて

「好き」以外の「安い」「これならマシ」

などの理由で選んでいました。

 

何かを選ぶ時、生活全部がそうだったのです。

 

だから

「私の周りには私の好きなものがない」。

 

 

 

 

私は、ヨーロッパのアンティーク調のものが

好きだと思っていたけれど

本当にそうなのでしょうか?

 

もしかして、母の作った木彫りの家具に

合うからかもしれません。

母からもらった数々のものが

私の部屋のベースになっているのです。

 

 

 

私は、それまで自分で選んでいるつもりでも

周りの人に流されて

ちっとも自分では選んでいなかったのです。

 

人の言いなりで受け身だから

周りの人の影響を受けて流されているから

私は自分のハートと繋がれず

「これが好き!」というハートの言葉が

私に届かない。

 

私は自分のハートよりも

周りの人に気を取られていました。

 

 

 

 

 

その時に本当によくわかりました。

 

私は好きなものを選んでいない

好きなものを選び慣れていない

誰かから与えられたもので間に合わせている

ということ。

 

でも、その受け身の在り方だと

楽しくないし、ハートが死んでしまう。

 

 

 

 

だから、私はもう自分が好きでもないものを

周りに置くのはやめようと思いました。

 

自分のハートが喜ぶものを選んで

周りに置こうと思いました。

 

ハートが喜ぶものに出会ったら

それは迷わず買おう。

ハートが喜ぶものって

そんなに数多くあるものでもないから。

自分のハートに、好きなものは何か

どんどん聴いていこう。

 

 

 

そんなふうに

自分が好きだと思うものを探し始めたら

ワクワクする気持ちが湧いてきました。

 

自分の「好き」にいつか会えると思うと

楽しみで、もうすでに楽しくて

いい気分でした。

 

すると、朝起きるのが

億劫じゃなくなったのです。

 

自分の「好き」を選べる。

それだけで朝が楽しみで、体も軽く

パッと起きられるようになりました。

 

かわいい食器使いたい、とか

ステキなもの飾りたい、とか

欲が出てきて、そんなステキなものの

本を読むのも、テレビを観るのも楽しい。

 

欲が出てくると楽しいし

朝起きられるんだな、と思いました。

 

 

 

 

私はもう、勧められるままに

言いなりになる受け身の生き方はしない

と決めました。

 

私は、主体的に

自分の好きなものを選んでいくのです。

 

 

 

 

そう意識が変わると

私は今まで、ものに対して

なんの感動も思い入れも対話も感謝も

なかったなと思いました。

 

だから「好き」という感情も薄いのです。

 

ものそれぞれ、ひとつひとつに

愛情をかけてこなかった。

そのことに気づきました。

 

でも、自分が好きでものを選んでいると

その手元に来てくれたお気に入りのものが

そこにいてくれることが嬉しくて

「かわいいねー、ありがとねー」などと

感謝したり、話しかけたりしているのです。

 

それはものにちゃんと伝わっていて

私たちは仲良しになれて

いい感じに絆が結ばれているのを感じます。

 

それは愛情の循環で、私とものは

お互いに「愛している」のです。

 

こんなに心地いい関係もあったのか、と

自分でものと対峙していなかった時には

わからないことでした。

 

 

 

これからも、自分の「好き」を大切にして

周りのものに愛情をかけて

ともに暮らしていきたいと思います。

 

主体的に、自分の「好き」を選んで。

 

 

 

 

自分の「好き」に向き合ってみて

私は、北欧のものも

ヨーロッパのものも

日本のものも

好きだなーと思いました。

 

 

 

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(お散歩してたら草むらにニャンコ発見)