心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

絶望の中で希望を見出す

 

 

 

人生は、思いもよらないことが起こり

時に困難に陥り、絶望することがあります。

 

事業の失敗、リストラ、病気、貧困

子どもの非行、引きこもり

人からの裏切り、誹謗中傷

他にもたくさんいろいろ…

 

そんな時、しなやかに復活する人と

いつまでも苦しい所に居続ける人とがいます。

 

しなやかに復活する人は

どのように復活してくるのでしょうか?

 

絶望の中、どうすれば

希望を見出せるのでしょうか?

 

そして、苦しい所に居続ける人は

どうしてそうなるのでしょうか?

 

 

 

 

 

自分に困難が降りかかり

絶望的な状況に陥った時

まず一番はじめにやることは

断念することです。

 

諦めること、受け入れること

手放すこと、などと同じ感じです。

 

 

 

自分の思った通りにならなかった悔しさ

抵抗、反発、拒否したい気持ち

認めたくない気持ち

何かにこだわってしがみつく執着

コントロール欲、理不尽さを許せない気持ち

現実を受け入れられない気持ち、など

 

困難に陥った時に感じる気持ちを手放します。

そして、自分の現実を受け入れます。

 

 

 

もちろんそれは簡単なことではなく

心の中の嵐に耐えて

時間もかかるかもしれないけれど

これを手放さないと

いつまでも苦しい状況の中に

居続けることになります。

 

何を感じてもいい。

どうして私がこんな目に

遭わなければならないのか、とか

○○のせいで私はこんなに苦しい、とか

○○さえ△△だったら、とか

私が何をしたというのだ、とか

思いたいだけ思って

感じたいだけ感じていい。

 

でも、感じきったら

次は諦めることです。

受け入れること、断念することです。

 

今、自分に起こっている現実はこうなのだ。

これが自分の現実なのだ。

もうこうなってしまったのだから

仕方がないのだ。

 

と、自分の望みを諦めるのです。

 

 

 

 

そして、現実を受け入れることができたら

次は「自分の本当に大切なものは何か?」

を考えます。

 

それは、笑顔かもしれないし

安心や平穏、情熱、自由かもしれません。

人によってそれぞれ違うでしょう。

 

自分の本当に大切なものは

自分にとっての真の幸せです。

 

その真の幸せを大切にすれば

人は幸せで、案外それ以外のものは

なくても大丈夫だったりします。

 

真の幸せを大切にする人生は

派手さはないけれど

心を満たし、穏やかにします。

 

 

 

でも、真の幸せではなく

大して大切でもない偽りの幸せに執着すると

いつまでも絶望から抜け出せないでしょう。

 

偽りの幸せとは

お金、名誉、成功、地位などです。

 

これらは、とても欲しいと思うし

執着もするけれども

本当に心を満たすものではないのです。

 

こういうものが手放せないで

苦しみの中に居続ける人は

本当に多いと思います。

 

 

 

結局、人の苦しみとは

起こった出来事ではなく

それにどう対峙するかなのです。

 

人の苦しみは

執着が生み出しているのだなと思いました。

 

出来事を自分の思い通りにしたい執着

お金や名声に対する執着

自分はこうでなくてはという執着。

 

その執着を手放した時

人は自由に、軽やかになって

真の幸せを生きられるのです。

 

 

 

 

私自身のことでいうと

子どもの障害がわかった時

家族が問題を起こした時などに

困難に陥り絶望しました。

 

どうして私がこんな目に

遭わなければならないのかと思ったし

「普通」のレールから脱落する恐怖

世間体を気にする気持ち

「普通」の幸せが手に入らない悲しみ

などを感じました。

 

私は、子どもには「普通」の人で

あって欲しかった。

私は、「普通」に幸せになりたかった。

 

私は、「普通」であることに執着しました。

 

でも、その望みは叶わない。

諦めなければならない。

 

 

 

そして、悲しみ、苦しんだ末に

私は、自分に起こったことを

受け入れました。

 

私は、普通であること

常識、世間体を手放しました。

(これが私にとっての偽りの幸せです)

 

そして、家族の笑顔を

大切にしようと思いました。

 

家族の笑顔が

私にとっての真の幸せです。

 

 

 

だから、世間から何と言われてもいいし

家族がどんな状態でもいいし

どんな形で何をしていてもいいから

笑顔で生きていけること。

 

引きこもりでも、フリーターでもいいから

病気療養中でも、失業中でもいいから

笑顔で楽しく毎日を過ごせること。

 

それが一番大切なことです。

 

 

 

このように、一番大切なことを大切にすると

それまで問題だったことは問題でなくなり

気にしていたことは気にならなくなり

自由で、穏やかになりました。

 

状況は何も変わっていないけれど

「うちはみんなちょっと変な人たちだけど

おもしろおかしく生きてます」

という感じになりました。

 

これが、まだ常識にこだわっていたら

苦しかっただろうし

他人の目を気にしていたら

楽しくなかっただろうと思います。

 

 

 

自分にとって一番大切なものを大切にする。

それ以外はいらない。手放す。

 

すると、絶望の中にいても

希望を見出すことができるのだと思います。

 

 

 

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