心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

もう邪魔はさせない

 

 

 

私は、毎日30分瞑想をしている。

 

でも、家に家族がいると

ひとりで集中するのが

なかなかに難しかった。

 

私個人の部屋がないので

瞑想している部屋を誰かが通って行ったり

話しかけられたり。

 

瞑想を中断させられるたびに

私は舌打ちしたい気分になった。

 

 

 

 

そんなある日

久しぶりに家族全員が外出して

家に私ひとりというチャンスがやってきた。

 

私は

「今日はゆっくり集中して瞑想ができる!」

と嬉しく思いさっそく瞑想を始めた。

 

すると、そんな時に限って

滅多に鳴らない電話が鳴ったのだ。

何の電話だったか忘れてしまったけれど

たぶんセールスだったと思う。

 

私の瞑想は、またしても中断させられた。

 

 

 

たった30分、ひとりで集中したいだけなのに

こうやっていつも邪魔が入る。

たった30分、自分の時間を確保することが

私にはとてつもなく難しいことだった。

 

 

 

私は、せっかく家族がいなくて

集中できると思ったのに

それも邪魔されたことに

なんとも言えない苛立ちを感じた。

 

そして、この感情を表現しようと思い

新聞紙を思いっきりビリビリに破いた。

「邪魔するな!邪魔するな!」と

叫び続けていた。

 

そうして新聞紙をビリビリにして

喚き続けていたら

「私はこんなに怒りが溜まっていたのだ」

ということが実感できた。

 

 

 

 

思えば、私は子どもを持ってから

もう20年以上もずっと

自分のやっていることを

邪魔され続けてきたのだ。

 

私が何かやっていても

家族の誰かが私を必要とすれば

その瞬間、私は自分のやっていることを

中断しなければならない。

 

私はいつも後回しにされ

何をやっていても待機状態でしかない。

 

いつも人のために待機中。

人のために動く駒。

自分のために生きてない。

 

そのことにほとほと嫌気がさした。

「私は召使いじゃない!

私のやっていることを邪魔するんじゃない!」

と私は怒っていたのだ。

 

 

 

 

 

家族みんなが家にいる休日

私はいつも疲れていた。

 

どんな時でも

私は人のために待機中だから

くつろげない。

 

自分のペースで過ごせない。

自由にできない。

 

人のためにあれこれ動くことに

もうウンザリしていた。

 

家族のための存在。

それがとても窮屈で嫌だった。

 

それまで、ずっと心を無視して

義務ばかりこなしてきて疲れてしまった。

 

義務や、人に左右され

振り回されることが限界なのだ。

 

 

 

私は、自由でいたい。

私は、私自身でいたい。

 

私の行動は、人によって決まるのではなく

私の意思で決めたい。

主体的に行動したい。

 

家族のためにいる人じゃなくて

自分のために行動する人でいたい。

 

 

 

同じ行動、同じ労働をしたとしても

人に振り回されているとすごく疲れて

自分のしたいように

主体的にしていれば疲れない。

 

主体的である時は嘘のように疲れない。

 

問題なのは、何をやったかではなく

自分の在り方なのだ。

 

 

 

 

本当は、自分はもう自由で

したいことはなんでもできる。

 

すべてのことは自分の心から始まる。

なんでも可能なのだ。

 

それまでの自分のルールを破っても

大丈夫なのだ。

 

無意識下にある自分のルール。

〜すべき、〜ねばならない。

 

それをひとつひとつ検証して

本当にそのルールが今でも必要か

そこにこだわる意味はあるのかを見直し

自分の思考を変えていく作業をしようと思った。

 

今の自分に合った

今の自分に優しいルールへの変更。

自分の魂と調和するルールへの変更。

 

やることは「思考を変える」。

 

 

 

その時、私は、自分が思っているよりも

本当はもう自由なのではないか?と思った。

 

いろんな制約があるように見えて

実はどうとでもなるものなのかもしれない。

 

ただ、それを検証してないだけで。

やってみてないだけで。

できると気づいてないだけで。

 

 

 

 

私の魂がキレている。

いつまでも周りを気にしてないで

自分に集中しろ!とキレている。

 

 

 

 

もう誰にも私の邪魔はさせない。

私の自由は誰にも奪えない。

 

そんな思いが明確になった。

 

 

 

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