心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

人と同じにしようとすると

 

 

 

私は、子どもの頃から少食で

体は冷えやすく、眠りも浅く

呼吸も浅かった。

 

体も小さく

体質的に馬力のない体だった。

 

これは、持って生まれたもので

どうしようもないものだった。

 

 

 

なのに、私はずっと

人と同じになろうとしていたのだ。

 

 

 

あれもやろう。これもやろう。

みんなはやってる。みんなはできる。

みんなはこのくらい平気でやってる。

 

だから、私もやらなくちゃ。

ずっと、そう思ってきた。

 

 

 

でも、私はみんなじゃない。

みんなと同じになんて無理だったのに。

 

私は、自分を無視して

人と同じになろうとしていた。

 

 

 

人と同じようにできないことを

母や夫や周りの人に責められもした。

 

「そのくらいみんなできるのに

どうしてできないの?」

疲労が溜まって寝込んだ時

気温が高すぎてぐったりしている時

そんなふうに言われた。

 

朝から晩まで働いて

家事もして子育てもして、なんて

私にはとてもできない芸当だった。

 

みんなが当たり前にやってることが

私にはできなかった。

 

そんな自分を情け無く思って

私もみんなと同じようにと思って

ずっと無理をしてきた。

 

 

 

自分のできる量、自分のペース

自分の持って生まれた資質があるのに

それを尊重しないで

全く無視して人に合わせていた。

 

 

 

『自分を人と同じようにしようと

無理をすれば、神経症、精神病を引き起こす』

「ベロニカは死ぬことにした」

パウロ・コエーリョ著)より。

 

 

 

人と同じようにしようと無理をすることは

本当にやってはいけないことだ。

 

私は、ある時

「もうそれをやってはダメだ」と強く思った。

 

人が顔をしかめても

人に咎められても

人と違っていても

誰もやったことなくても

変わった人だと思われても

私は、自分の自由と心地よさを

追求していこうと決めた。

 

私は、自分が人と違うということを

受け入れた。

 

 

 

人と違う自分を生きるのには

勇気が必要だ。

 

ひとりで立つ、孤独を受け入れる

強さが必要。

 

でも、本来、人は誰でもひとり。

「自分」という与えられた人生を

生きていくのだ。

 

 

 

それまで無理をさせてきた私に

本当にかわいそうなことをしたと思う。

 

無理なことをしようとしていたのだから

心は苦しかったし、体は具合悪くなった。

その心身の疲労は相当溜まっていた。

 

私は私に優しくなかった。

愛が足りなかった。

 

「本当にごめんなさい。許してください。」

と私は私に謝った。

そして私を大切にすることを約束した。

 

 

 

 

 

人と同じようにしようとすることは

本当に苦痛なこと。

 

だから、自分は人と同じになんて

できないのだと受け入れて

自分を何かに従わせるのではなく

心のままに行動することを許すのだ。

 

すると、自分は心底くつろいで喜ぶ。

 

 

 

 

私は、ありのままの自分を生きる。

 

 

 

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