心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

貧しい人は奪う人 豊かな人は与える人

 

 

 

先日、有料自転車置き場に

タダで自転車を置いている人の話を書きました。

 

その人のことをずるいと思って

ムカムカしていたけれど

人のことは裁かなくていいというお話です。

 

自分のやったことは全部自分に返ってくるので

他の人が何もしなくても、その人は必ず

全責任を自分が負うことになるからです。

 

 

 

 

 

今日は、この話を「豊かさ」という観点から

考えていきたいと思います。

 

 

 

その人は、本来払うべき料金を払わず

自転車置き場を運営している人から

奪うという行為をしています。

 

その人は、料金は払わないのに

「自転車を置く」という利益だけを

受け取っています。

 

自分はマイナスにならないのに

プラスだけ受け取っているのです。

 

 

 

その人は、100円が惜しいから

そうしたのだと思います。

きっとこの人は豊かになりたいのでしょう。

 

でも逆なのです。

 

そのやり方では豊かにはなれません。

 

 

 

 

人から奪う行為、出し渋る行為をしていると

いつまで経っても豊かにはなれません。

 

奪う行為とは、意外にやってしまうことで

例えば、お店で値切る

家電量販店で商品の説明だけしてもらって

ネットで安く買う、などは

お店の利益を奪う行為

店員さんの時間とエネルギーを奪う行為です。

 

店員さんが間違えておつりを多くくれたのに

返さないのもお店の利益を奪う行為です。

 

また、本来払うべきNHK料金や

給食費を出し渋るのも奪う行為です。

 

 

 

このような行為は目先のことだけ考えれば

自分が得をしているように感じますが

それは違うのです。

 

奪っていたら豊かにはなれないのです。

与えた人しか豊かになれないのです。

 

 

 

だから、人から奪わずに

先に与えることが大切です。

 

当たり前に払うべきものは出し渋らずに

感謝と共に気持ち良く支払います。

 

 

 

例えば、電気代高いなぁ…と思うけれど

「もし電気がなかったら?」と想像すると

電気が使えることの有り難さを思い出します。

 

この快適さ、便利さ、楽しさを

私たちはもう受け取っています。

 

だから、この快適さ

便利さをもたらしてくれて

ありがとうと気持ちよく支払います。

 

税金も同じです。

安全な街、快適な美しい街で暮らせて

嬉しいな、ありがたいな、と思って

喜んで支払います。

 

 

 

 

いつだったかのクリスマスの日

私は夕食用のバゲットを買いに

パン屋さんに行きました。

 

バゲットを見つけ歩み寄ろうとすると

同じタイミングでバゲットに近づく人がいました。

 

バゲットは残り一本。

バゲットへの距離は私もその人も同じでした。

 

クリスマスの夕方です。

みんなバゲットが欲しくて

バゲットは売り切れ寸前でした。

 

私もバゲットは欲しかったのですが

「どうぞ」と譲ることにしました。

こういう時は争わず

「どうぞ」と差し出した方がいいのだと

経験上知っていたからです。

 

私がバゲットへの歩みを緩めると

その人は残り一本のバゲットをササッと取って

行ってしまいました。

 

私は「さて、どうしよう?

他のハード系のパンで代用しようかな?」

などと考えていました。

 

すると、30秒もしないうちに

店の奥から「バゲット焼きたてで〜す♪」と

カゴいっぱいの焼きたてバゲット

出てきたのです。

 

私は「わ〜♡ありがとう!」と喜んで

焼きたてのバゲットを買いました。

私は豊かさを与えられたように感じ

感謝しました。

 

 

 

人に譲る=与えると

こういうことが起こります。

 

我先にと何かを得ても

その目先の利益は微々たるもの。

人に譲ったり、あげたりした方が

自分にはそれ以上の豊かさが与えられます。

 

その方が、実はお得なのです。

 

 

 

 

貧しい人は奪う人。

豊かな人は与える人。

 

豊かになるには

与えることでしかなれません。

 

それは、先日から言っている

「自分のやったことは全部自分に返ってくる」

という法則によって決まっているのです。

 

与えていると与えられるのです。

 

 

 

 

そんなこと言っても与えられるものがない!

と思う方もいるかもしれません。

 

でも、そんなことはないのですね。

 

お金がなくても、何がなくても

与えることは誰にでもできます。

 

 

 

ただ笑顔でいればいいのです。

笑顔には本当に強力なパワーがあって

人を癒し、元気にし、気分良くさせます。

 

人に対して笑顔で接するというのは

たくさんのものを人にあげているのです。

 

 

 

また、自分の時間やエネルギー、手間を

人のために使うことも与える行為です。

 

自分の時間を割いて人の話を聴いてあげる

ちょっと人を手伝ってあげる

優しさや気遣いで心をあげる

なども与える行為です。

 

お金がなくても、何もあげられなくても

こうして人に与えることを選択していくと

自分はどんどん豊かになっていきます。

 

 

 

お金がないからと言って

目先の損得勘定にとらわれていると間違えます。

 

お金がない時というのは

どうしても不安や恐怖がありますから

「あげたくない!欲しい!欲しい!」

としがみつきたくなりますが

奪っていると奪われることしか起きません。

 

逆なのです。

 

「豊かになったらあげる」と

思うかもしれませんがそうではありません。

 

「先に」与えることが大切なのです。

人は、自分が差し出したものを受け取るからです。

 

 

 

シンプルでわかりやすく

誰にでも公平なので

よくできた法則だなぁと思います。

 

そう考えると、本当の意味では

ズルをすることは不可能なのですね。

 

だから安心して

自分は自分の道を、豊かさを

生きていけるのです。

 

 

 

このことを忘れないでいると

日頃の自分の行いの選択が変わってきます。

 

そうして、どんどん幸せになっていきます。

 

 

 

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