心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

ここは私の居場所だという安心感

 

 

先日、このブログで

「自分の席、自分の居場所が大切だと思う」

という記事を書きました。

 

 

 

(その記事の抜粋↓)

『私は、この人生で、いつも

なんとなく自分の居場所がないような

居心地の悪さを感じていました。

 

イメージとして

みんなでワイワイ楽しそうにしていて

みんなにはちゃんと自分の定位置があって

安心できる自分の居場所があるのですが

私ひとりだけは自分の席がない、という感じ。

 

だから、私もどこかに座りたい

どこかに落ち着きたい、と思いながら

自分の席を探してキョロキョロするのですが

自分が座れる席がないのです。

 

「あ、あそこ空いてるかな?」と思って

座ろうとすると、近くの人に

「そこは◯◯さんの席だからダメ」

と言われます。

 

誰も「ここどうぞ」

「ここなら空いてますよ」

とは言ってくれません。

 

私だけ自分の席がない

自分の居場所がない、というイメージ。

 

それは、言い換えれば

「私はみんなに歓迎されていない」

「私はいなくてもいい存在だ」

ということなのだと思います。』

(抜粋終わり)

 

 

 

 

 

私には

このイメージがいつも付き纏っていて

現実でも似たようなことが

たびたびありました。

 

お弁当を食べる場所や

自由席の音楽会の会場など

私が空いている席を見つけ座ろうとすると

「ここ取ってるんですけど!」とか

「ここは◯◯さんの席です」とか言われ

退散する羽目になるのです。

 

もちろん席には何も置いてなくて

私は座れると思って近づくのですが

近くの人にピシャリとそう言われます。

 

そういうことが1回や2回ではなく

本当に何回もありました。

 

 

 

そのたびに、私は傷ついた気分になりました。

 

「ここは◯◯さんの席です」という言葉が

「ここはあなたの席ではない」

「ここにあなたのいる場所はない」

に変換されて聞こえるのです。

 

「あなたの席なんかないよ!」と言われ

追い払われた気分になるのです。

 

 

 

 

受け入れてもらえなかった

拒絶された、という傷が

刺激されるのだと思います。

 

自分の席がない、自分の居場所がない、と

とても悲しい気持ちになりました。

 

その思いは

私は歓迎されない、望まれない

受け入れてもらえない、に続きます。

 

一番の大元は

「私は愛されていない」です。

 

席をめぐる日常のそんな些細な出来事が

私の傷を刺激していました。

 

 

 

 

 

でも、先日その記事を書いたあと

「あれ?そういえば、最近

そういう出来事ないな」と気づきました。

 

そして、もし今、自分が座ろうとした席を

「ここは◯◯さんの席です」と言われたら

私はどう感じるだろう?と考えてみると

ただ「あ、そうなんですね」と

思うだけなのではないかと思うのです。

 

そこに傷つきはなく

「その席は◯◯さんの席だった」という

事実だけを認識するのではないでしょうか。

 

誰も私を排除しようとしてないし

「あなたの席はない!」とも言ってません。

 

それは、私が事実に勝手につけた妄想で

私独自の捉え方だったのです。

「私がそう言われたように感じた」だけです。

 

 

 

 

 

でもなぜ、昔は傷ついていたのに

今は気にならなくなったのでしょう?

 

 

 

それは、私のマインドが

「私の居場所はない」から

「ここは私の居場所だ」に

変わったからだと思います。

 

それは、家の中でも、会社でも

あるいは道を歩いている時でさえも

「ここは私の居場所」

という感覚と共にあるという感じ。

 

「私、ここにいていいのかな?」と

不安になることがなくなったのです。

 

 

 

昔は、どこにいても

「私、ここにいてもいいのかな」と不安で

だからこそ、その場で役に立とうと

必死になっていました。

 

それは、自分には価値がない

自分は受け入れられない

と思っているからです。

 

でも、その

自分に対するネガティブな思い込みを

長年自分と向き合って癒し

手放してきました。

 

「自分には価値がない」

「自分は受け入れられない」から

「自分はありのままでいていい」

「自分はそのままで愛される」

に変わったら、世界が変わりました。

 

 

 

自分の居場所を気にするまでもなく

自分は、今いる場所に

そのままでいてもいいのだと

思えるようになったのです。

 

だから、家にいても、会社にいても

道を歩いていても

自分は自分でいるだけです。

 

そこが私の居場所です。

 

 

 

もし、本当に場違いな場所にいたら

「ここは私のいるべき場所じゃない」

と思って出て行くでしょう。

 

でも、そこに傷つきはなく

ただ私の居場所ではないと思うだけで

自分にふさわしい場所

自分の居心地の良い場所へと

帰っていくだけです。

 

 

 

私が「自分の席がない」と感じていたのは

自分に自信がなく

自分を受け入れておらず

自分を愛していなかったからでした。

 

自分を大切にして

いついかなる時も愛していれば

居場所に対する不安など起こらないのです。

 

 

 

「ここは私の居場所だ」という安心感=

「私はありのままで愛される」という安心感。

 

「私はありのままで愛される」と思えるには

どんな自分も許して受け入れていけば

おのずとそうなっていきます。

 

自分がありのままの自分を愛した時に

「私はありのままで愛される」

ということが腑に落ちます。

 

 

 

 

 

ありのままの自分を愛すれば

現実に起こっている問題は

ほとんど解決するのだと思います。

 

 

 

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