心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

誕生日の贈り物

 

 

 

今日、何気なくリビングの天井を見たら

光が映っていました。

 

その光は、細かい丸い光が

パッと散らばってまた集まったり

ふわーっと広がってまた集まったり

まるで万華鏡のように

姿を変え続けていました。

 

丸い光の粒々がふわーっと広がったり

シャープにパッと散らばったり

あるいは、ただゆらゆらと揺れている様が

息を呑むような美しさでした。

 

 

 

 

 

私は、この美しい映像のようなものはなんだ?

いったい何が映っているんだ?と思い

探してみたら、それは

ベランダの鉢の受け皿に溜まった水が

天井に反射したものでした。

 

 

 

ベランダには、フラワースタンド

ローズマリーが置いてあります。

 

そのローズマリーの下に

お水をあげた時に鉢の下から出る

余った水を受ける受け皿が置いてあるのです。

 

朝、ローズマリーにお水をあげたあと

その受け皿の溜まった水に

上から水滴が垂れるので

そのたびに水が揺れ

光が飛び散ったように見えるのでした。

 

 

 

からくりはわかったけれど

それにしても、なんて美しいのでしょう。

 

本当に宝石がキラキラしているように

その光は形を変え続けました。

 

天井にダイアモンドを散りばめて

集めて、また散りばめて

を繰り返しているようでした。

 

水滴が落ちる間隔が開いてくると

光の粒は風に揺られて

その場でキラキラと煌めきました。

 

その光も

この世のものとは思えない美しさでした。

 

 

 

私は、その衝撃的な美しさに

しばらく手を止め、光を見続けました。

 

なんてキレイなの!

なんてキレイなの!

なんてキレイなの!

 

感動が私を包みました。

 

 

 

 

 

これは、偶然の産物です。

水と風と太陽光がちょうどいい感じに

出会って、作用して

この現象が起きました。

 

でも、私は

「これは宇宙からの贈り物だ」と思います。

 

今日は、私の誕生日なのです。

 

宇宙は、素晴らしい感動を

私に贈ってくれたなぁと思いました。

 

宇宙からの祝福に心から感謝します。

 

 

 

*  〜  *  〜  *

 

 

 

そういえば、何年か前、夫が

「子どもたちが俺の誕生日に

おめでとうと言わなかった!

俺の誕生日を忘れた!」と

大激怒したことがありました。

 

始め、私は冗談かな?と思ったのですが

冗談ではなく、本気で、真剣に

怒っているのでした。

 

私は「え?誕生日忘れたくらいで

そんなに怒る?自分だって人の誕生日

忘れることあるのに」と思いました。

 

でも、この時、夫は

自分が粗末に扱われた

自分が忘れられた

自分が軽く扱われた

と傷ついていたのでしょう。

 

その傷つきの深さが怒りの大きさになって

現れていたのです。

 

 

 

昔、心理学を学んでいた時

「誕生日は大切。誕生日は

祝ってあげなくてはいけない」と

聞いたことがあります。

 

人間にとって、誕生日を祝うのは

その人の存在そのものを祝福する

という意味があるのです。

 

あなたが生まれてきた喜ばしい日

あなたの存在そのものが嬉しい

あなたが生まれてきて良かった

ということです。

 

だから、誕生日を忘れないことや

祝福して喜んであげることは

その人を愛しているということなのです。

 

 

 

夫は、その頃、単身赴任中で

寂しさもあり、また家でも居場所のなさを

感じていたのかもしれません。

 

そこへ持ってきて誕生日を忘れられるのは

悲しくて仕方なかったのでしょう。

 

子どもたちがいくら謝っても

私が宥めすかしても

怒りはなかなか収まりませんでした。

 

 

 

さすがに今では機嫌は治っていますが

その一件以来、私と子どもたちにとって

夫の誕生日はトラウマになりました。

 

夫の誕生日が近づいてくると

みんなものすごく緊張して

「◯日パパの誕生日だよ!忘れないで!」と

お互いに声をかけ合っています。笑

 

 

 

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