心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

なんでこんな設定にしたのかな?

 

 

 

ぼんやりと考えごとをしている時

ふと思いました。

 

私は、子どもの頃、母から

愛とは逆のものをたくさんもらっていたな、と。

 

 

 

受容ではなく否定を

寛容ではなく不寛容を

自由ではなく束縛を

許すのではなく許さないことを

温かい眼差しではなく冷たい目を

優しい声かけではなく金切り声や怒鳴り声を。

 

こういうものを毎日受け取り続け

私の心には傷がついてしまいました。

 

そして、傷ついた心では

人生はとてつもなく生きづらいのでした。

 

 

 

 

 

ところで、私は生まれる前、魂の時

自分でこの母親を選んでいます。

 

この設定で、こういう経験がしたいと

自分で選んでいるのです。

 

この母親を自ら選んだということは

愛じゃないものを受け取ることも

当然承知していて、敢えてそれを経験したいと

思ったということです。

 

 

 

私は、この経験から

何を得たいと思ったのでしょうか?

何を望んでその設定にしたのでしょうか?

 

こんなに傷ついて

その後の人生も生きづらくなってしまうのに

それでも経験したかったのは

何のためでしょうか?

 

必ず自分にメリットがあるはずです。

必ず大きな利益や目的があるはずです。

 

そうでなければ、わざわざ自分で

こんな経験を選ばないと思いますから。

 

 

 

 

 

私は何が欲しかった?

私は何を学びたかった?

 

言い換えると、魂は何を学びたかった?

 

 

 

そう問いかけていると

ふと、自分の本棚が頭に浮かびました。

 

私の本棚には、自分が

苦しみから逃れるための本がぎっしりです。

 

不安のメカニズム、HSP、家族の心理

自信をつける方法、幸せになる方法

カウンセリング、家族相談士、発達障害

などなど。

 

私は、自分が傷ついて苦しかったから

自分に何が起こったのか

どうすれば幸せになれるのか

たくさん勉強しました。

 

そして、傷ついた経験があるから

傷ついた人に寄り添えるし

繊細な感覚があるから

繊細な人の大変さやしんどさもわかります。

 

 

 

否定される辛さがわかるから

受け入れられた時の安心した気持ちがわかり

相手のことも受け入れようと思います。

 

自由を奪われる息苦しさがわかるから

自由な時の伸びやかさやワクワク感がわかり

人にも自由でいてほしいと思います。

 

許されないことの悲しさがわかるから

許された時の安堵感がわかり

人のことも許したいと思います。

 

優しくされない悲しさがわかるから

優しくされた時の温かさがわかり

人にも優しくしたいと思います。

 

 

 

もし、私が心身ともに健やかで

元気いっぱいの人だったら

こんなふうに思える自分には

なっていかなかったかもしれません。

 

私は、母から愛とは逆のものをもらい

それを体験したことによって

自分は母からもらったものの逆を

つまり愛を与えられるようになりました。

 

 

 

きっと私は、愛を学びたかったのです。

それまで知っている愛よりも

もっと深い愛を知りたかったのです。

 

魂の私は、ちゃんと愛せる人に

なりたかったのだと思います。

 

自分や、相手や、動物や、植物や

自然や、地球や、目の前のもの

自分の周りのものすべてを

愛したいのです。

 

愛じゃないものを体験して

苦痛を味わい、痛い思いをして

より深く愛というものを学んだのです。

 

 

 

 

 

そんな私の学びには

私に愛じゃないものを体験させるという

嫌われ役が必要不可欠でした。

 

嫌われ役がいないと

私の学びは成り立ちません。

 

誰も嫌われ役なんてやりたくない

そんな中、その役を買って出てくれたのが

私の母でした。

 

母は、魂レベルでは

私のことを愛していたのでした。

 

そのことに気づき

私は母に感謝しました。

そして、感謝の涙が流れました。

 

「お母さん、私の成長のために

嫌われ役をやってくれてありがとう。」

 

それは、とても幸せな気づきでした。

 

 

 

 

 

そんなことを

うちの猫を抱っこしながら考えていました。

 

 

 

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(うちの猫は愛の塊です)