例えば、夢があったり
やりたいことがあったり
こうなりたいと思っているのに
なぜかうまくいかないというとき。
がんばってるのに
なんかうまくいかないなぁというとき。
やることは「自己受容」かもしれません。
今よりさらに深い「自己受容」。
自分を愛すること。
努力でも、勉強でも、行動でもなくて。
その逆で
自分をがんばらせる方向ではなくて
自分を愛する方向。
自分の内側の状態は
自分の外側の世界に投影されます。
イライラしていれば
イライラすることが起きて
うんざりしていれば
うんざりすることが起きて
自分を否定していれば
自分が否定されることが起きて
（または人のことを否定して）
自分を粗末に扱っていれば
自分が粗末に扱われることが起きます。
（または人のことを粗末に扱う）
スタートはいつでも自分で
自分から発信されていて
世界はそれを映してくれる鏡です。
自分を否定していると
自分の内側は自分と仲良くできてなくて
戦争が起こっている状態で
全然平和じゃないし、幸せでもありません。
その状態のまま、何かをがんばってやっても
ものごとはうまくいかず
スムーズに流れないでしょう。
内面の戦争状態が反映されて
ものごとは混沌とし、争ったり悲しんだり
不調和の状態になります。
何かがうまくいかないならば
まず、自分の内側を平和にするのが先です。
自己受容って
具体的にはどうするのかというと
自分の言いたいこと、気持ちを
全部聞いてあげることです。
これは、紙に書くのがオススメなのですが
一番古い記憶から現在に至るまで
過去にあった出来事で嫌だったこと
悲しかったことなどを
思いつくまま書き出すのです。
その時思ったこと、言いたかったことを
ひとつ残らず書きまくって
最後に必ず「本当はこうして欲しかった」
と書くのがポイントです。
自分の言いたいことは否定しないで
そのまんま全部受け止めます。
「そうか、そうだったんだね。
そう思ってたんだね。それはそうだよね。
その気持ち、わかったよ。」
と、優しく温かく受け止めます。
これを、何か記憶がよみがえるたびに
やります。
書くこと以外でも、普段
自分の声を聞いてあげることや
疲れていたら休ませてあげるなど
自分を労り、ご機嫌を取ることも大切です。
自分に注目して、最優先にして過ごします。
それから、おいしいものを食べたり
マッサージしたりして
自分を気持ちよく、ホッとリラックスした
バイブレーションになるようにします。
自分がいい気分でいることが大切です。
でも、リラックスすることが
良いことだと知っていても
それすらうまくできないこともあります。
私がそうでした。
私は、無意識にいつも緊張していて
すぐに体が凝って
リラックスしたいのにできませんでした。
なぜリラックスできないのか
その気持ちを掘っていくと
私は本当は「リラックスなどしたくない」
と思っていることがわかりました。
不安で怖くて
力を緩めることなどできないのです。
私は、体をギュッと固めて
外敵やストレスから身を守っていました。
イメージとしては、亀が硬い甲羅に
頭や手足を引っ込めている状態。
ギュッと固めた体が硬い甲羅です。
それにより、私の心は
ダイレクトに傷つくことから
守られていたのです。
リラックスしないのは
自分を守るためだったのです。
その気持ちを見つけてから、私は、無理に
リラックスしようとすることをやめました。
そして、体が固かったら
「守ってくれてありがとう」
と言うようにしました。
望ましい状態じゃない自分も
そのまま受け入れることにしました。
どんな自分も許してあげる。
どんな自分も受け入れてあげる。
それを繰り返していると
自分はどんどんホッとしていきます。
ホッとして緩んで、リラックスして
自分の内側は平和になります。
リラックスできないことを
そのままでいいと受け入れると
リラックスできる、というパラドックス。
おもしろいですね。
そうして自分をありのまま受け入れ
自己受容が進んでくると
心は平穏になり、幸せになり
その幸せが外側の世界に反映され始めます。
その時、「なんかうまくいかないなぁ」
ということは、気にならなくなるか
うまく流れるようになるでしょう。
うまくいかないのは
「自分を今よりもっと深く愛そう」という
メッセージなのです。
