心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

自己否定を手放した先にあるもの

 

 

 

なんだか最近

日常が静かで心地いいと感じています。

 

そのいい感じが続いています。

 

 

 

飼っている猫を愛でるのは

前からでしたけれども

今はベランダの植物たちが

すごく可愛く感じられて

 

元気に育っているのを眺めたり

収穫したり

枯葉取り、剪定などのお世話をしたり

触れ合っているのが嬉しいです。

 

 

 

また、そば粉やオートミールを使って

自分の体に優しいお菓子作りをすることも

なんだか心が満たされていくよう。

 

静かに、じんわりと。

 

 

 

そして、ゆるくてほっこりする

心地いい映画やドラマを観たり

 

クリスタルボウルの音色やピアノ曲など

美しく心地いい音楽を聴いたり

 

エッセイなどの軽めの

心地いい本を読んだりして過ごしていると

 

自分の周りが心地良さで満たされて

「ああ、幸せだ。もうこれで充分だ。」

という気持ちになります。

 

些細なこと、小さなことが嬉しくて

「かわいいな」とか

「嬉しいな」とか

「気持ちいいな」とか思います。

 

 

 

 

「○○な自分にならなければ」と

自分に何も課さなければ

「このままの自分ではだめだ」と

自分を否定しなければ

心はこんなにも軽いのだと知りました。

 

 

自分の心に負荷をかけなければ

自由に、自分の好きなもの

心地いいものを選ぶことができて

こんなにも快適で幸せになれるのです。

 

何も努力などしていません。

 

ただ、自分に何かを課したり

否定したりと心に負荷をかけないで

あとは好きにしているだけです。

 

とても簡単。

 

 

 

 

こうなってみると

とても簡単だと思うのですが

今まで何十年もできないでいたのですから

やっぱりこれは難しいのかもしれません。

 

自分を振り返ってみると

「自分の心に負荷をかけている」と

気づいたことが大きいと思います。

 

 

 

「私は心の中でいつも自分を否定している」

「私は自分に厳しすぎる」

「私は自分を虐めている」

「私は自分に思いやりがなく優しくない」

「私は今の自分ではダメだと思っていて

常に何者かになろうとしている」

「私は自分の一番大切なものを

大切にしていない」

などが、私にとっての気づきでした。

 

自分にこんなふうに接していると

心はいつも苦しくて、悲しくて

焦っていて、疲れます。

 

 

こんな自分の心に気づけないと

いくら「好きに、快適に、心地よく」

と思っても、心の奥底で

「そんなことしてる場合じゃない。

もっと頑張れ。もっと良くなれ。」と

自分をせっつく声がして

とてもじゃないけれど

じんわりと満たされる気分には

なれないでしょう。

 

心地よく過ごしたいと思っても

うまくいかないでしょう。

 

 

 

 

だから、自分が

自分をどう扱っているかに気づくことは

本当に大切なことだと思います。

 

気づいたら、手放せるからです。

 

気づいたら

「これからもそれを続ける?

それとも違う接し方にしてみる?」と

自分で選ぶことができるからです。

 

そうして、自分をどう扱うか

意識して考えることで

「自分に優しくする」という選択が

できるようになります。

 

 

 

 

ありのままの自分を受け入れられれば

もう怖いものはなく

受け入れたその瞬間から幸せになれます。

 

けれども、多くの人がそれができないのは

防衛による自己否定が何重にも層になっていて

それぞれにロックがかかっているように

頑固で、しつこいからです。

 

 

 

ひとつ受け入れられたと思っても

しばらく経つと自己否定はまた現れます。

 

そんな時

「私、また自分を否定してるわ」と

何度も同じことを繰り返す自分が嫌になり

「もう自分はここから抜け出せないのでは」

と、絶望的な気分になったりします。

 

 

 

けれど、それは

「それほど自分を強固に守りたかった」という

気持ちの残骸のようなもので

自分を守ろうと必死だったエゴのせいです。

 

エゴは

「今のままの自分じゃダメだから

もっと頑張れ」と私のお尻を叩いて

なんとか自分の置かれた環境に適応して

私を生き残らせてくれました。

 

自己否定が私を守ってくれたのです。

自己否定は、実は影の功労者です。

 

 

 

その自己否定がキツければキツイほど

過酷な環境を生き抜いてきたのかもしれません。

 

だから、自己否定を見つけたら

「今まで頑張ってきたんだね。

私を守って生き残らせてくれて

ありがとう。」と優しく受け入れてあげると

自己否定はふわっと解けていきます。

 

自己否定が、何度浮かび上がってきても

それほど自分を守りたかったということなので

その都度、繰り返し

「頑張って生きてくれてありがとう。

私を守ってくれてありがとう。」と

優しく抱きしめます。

 

「また自己否定してる!

なんて私はダメな人間なんだ!」と

責めるのではなく

そのたびに「守ってくれてありがとう」と

受け入れていきます。

 

それを繰り返していると

だんだん自分の中の自己否定濃度が

薄くなってくるのが感じられてきます。

 

それは根気のいる作業ではありますが

必ず、変化は訪れるので

諦めずにやってみるといいですね。

 

 

 

自分が自分をどう扱っているかに気づき

自分に対する厳しさを手放し

自分に対する優しさを受け入れ

「このままの自分でいいのだ」と

思えるようになると世界は変わります。

 

 

 

こんなに心の在り方が変わって

こんなに日常が変わるのです。

 

 

 

f:id:miiko-3:20220428194545j:image