心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

エゴの望みと魂の望み

 

 

 

私は、以前

安全で心地よく、自由で

豊かな毎日を送っていました。

 

それなのに

毎日を不満に思っていました。

 

何かが足りないような

退屈でつまらないような

充実してないような感じがしていました。

 

 

 

そんな不満な思いが湧いてくると

「私は小さな幸せを感じる感性が鈍い」

と自分を責めました。

 

こんなに幸せなのにまだ不満に思うなんて

無いものねだりだ。

在るものへの感謝が足りない。

本当はこの幸せに感謝しなくちゃいけない。

この不満はエゴなのだ。

 

そう思っていました。

 

エゴが、何かもっと華やかなもの

もっとはっきりとした成功を

望んでいるのだと思いました。

 

 

 

 

 

でも、それは違いました。

逆だったのです。

 

 

エゴが「今の安全な生活でいい。

これで満足しろ。」と言って

魂が「これじゃ嫌だ」と

ずっと言っていたのです。

 

私の不満な思い

「なんだかなー」というモヤモヤ

何もやってないような物足りなさ

充実したいという欲望

これらが魂の声でした。

 

 

 

 

 

この声ならもうずっと

何年も聴こえていました。

 

それに応えたくて

いろいろなことをやったけれど

どれもエゴから選ぶので見当違いで

魂の満足には至りませんでした。

 

 

 

エゴは、安全であること、変化しないこと

人から評価されること

成果を得られることなどを望みます。

 

魂は、新しいこと、変化、チャレンジ

冒険を望みます。

 

エゴと魂は相容れない。

全く違うものを望んでいるのです。

 

 

 

それまで「私の望み」と思っていたものは

エゴの望みだった。

でも、エゴの望みを全部叶えても

私は満足できませんでした。

 

それは、私の本当の望みではなかったのです。

 

 

 

 

 

そのことに気づいて、私は

「やっと魂の望みが理解できた。

やっと魂の声と繋がった。」と

とても嬉しくなりました。

 

魂の望みを叶えていくことは

私にとって大きなチャレンジだけど

怖くて尻込みして引きこもって

動きたくないと思ってしまうけれど

でも、怖くても怖くても

この魂の声に従えば

私の人生はきっと変わると確信しました。

 

 

 

 

 

始めは、ほんの些細なことから。

 

私の魂はどんなことが好きかな?

どんなことを喜ぶかな?

そう考えながら行動していきました。

 

 

 

ベランダに出て風を味わってみた。

外の空気の匂いを嗅いでみた。

空の匂いは甘い香りがしました。

甘くて爽やかないい香りでした。

 

初めて入るパン屋さんのパンを

買って食べてみた。

今度は食パン専門店の食パンを

買って食べてみよう。

 

家具屋さんに行って

リネン類や生活雑貨を見て回りたい。

ステキな雑貨屋さんを探して

入ってみたい。

 

歩いたことのない道を散歩してみよう。

行ったことのないカフェを探して

入ってみよう。

乗るのが気持ちいい自転車を買う。

 

ベランダに小さなテーブルを置きたい。

マンゴーを丸ごとひとつ食べたい。

 

 

 

そんな小さなことを

「どう感じる?おもしろい?」と

魂と対話しながらやっていきました。

 

 

 

 

 

そして今

専業主婦だった私は家を飛び出し

自分の好きな仕事をしています。

こんな日が来るなんて

本当に夢のようです。

 

私の人生は変わりました。

 

それは魂の声に従ったからです。

エゴではなく、魂の声に。

 

 

 

怖くても

魂の声に従って

動いてみて良かったです。

 

 

 

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