心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

専業主婦の罪悪感

私は専業主婦なのですが

以前は、そんな自分に対して

罪悪感が根強くありました。

 

 

 

「仕事をしていないこと」もそうですが

「専業主婦なのに家事が完璧じゃない」

ということにも罪悪感を感じていました。

 

「仕事もしないで、いつも家にいるのに

家事が完璧じゃないなんてどういうこと?

どうしてサボるの?どうして怠けるの?」

と、心の中で私を責める声がします。

 

いつも責められているので

家にいて比較的時間があっても

ちっともリラックスできず

せっかくの主婦ライフを満喫できず

無駄にエネルギーを消耗していました。

 

私は、専業主婦ライフを

全然楽しめませんでした。

 

 

 

家族に何か言われるとか

誰かに咎められるわけではないので

勝手に自分で自分を責め

勝手に自分で苦しんで疲れている

自作自演なのですが…。

 

私は「このままの自分ではダメだ」という

妄想に取り憑かれていたので

何をしていても常に罪悪感がある状態でした。

 

だから、実際に私が本当に家事が全然ダメで

みんなに迷惑かけていたかというと

たぶんそんなことはなく

けっこう普通にやっていたと思います。

家族が、誰も何も言わないのが

それを物語っているでしょう。

 

すべては私の心の中の問題。

自分を許せない、自分を責め続ける

自分の問題なのです。

 

本当に生きづらい人ですね…。

 

 

 

 

 

ある時、私は「自分を責めている」

ということに気づきました。

 

そして、自分を責める、その声を聞き

その声が妥当なのか改めて検証してみました。

 

すると、その声は、私が何をしようと

どうしようと「とにかく責める」し

決して満足することはなく

「責めること」そのものが

目的であるようでした。

 

私が何をしても責められるのなら

その声って聞く必要ないんじゃない?

その声に妥当性はないんじゃない?

と思いました。

 

「私は責められるようなことは

何もしていないのだ。その声は

ただ責めたいから責めているのだ」

と認識することができました。

 

そうとわかれば、もうその責める声を

気にする必要はありません。

 

 

 

 

 

 

私は、ありのままの自分自身だとして

「私」はどんな家事の仕方をするだろうか?

と想像してみました。

 

 

 

たぶん、そんなにマメに動く方ではないし

きちんともしていないだろう。

でも、自分の居場所が汚いのは嫌だし

出来合いの食事を

ずっと食べ続けることもできない。

だから、最低限の掃除はして

食事も作れる時は作る。

「そこそこやる」という感じだろう。

 

 

 

結局、今とそんなに変わらないのです。

どうせ同じように家事をするのだから

そこに罪悪感は必要なく

「それでいい」と思ってやることが

私の心には必要なのです。

 

「罪悪感を感じる→私はそれでいい」に

自分の認識を変えること。

それがこの時のミッションでした。

 

 

 

 

 

 

ちなみに、専業主婦の仕事は

「家族というコミュニティを

くつろげる空間にすること」だそうです。

 

そのために、専業主婦には、お金と時間を

自由に使う権限を与えられています。

お金や時間を自由に使うことに

罪悪感を感じる必要はないのです。

 

家族が家に帰ってきた時に

くつろいで羽を休ませることができる。

それが一番大事なのです。

 

そのためには、主婦が生活を楽しんで

イキイキしていなくてはなりません。

 

なぜなら、家にいる主婦が暗い気持ちでいると

その暗い波動が家に充満して

家族みんなも暗く重い気持ちになって

悪い影響を与えてしまうからです。

 

家族を幸せにしたいのなら

主婦がまず、楽しく幸せでないと

いけないのです。

 

 

 

だから、私の罪悪感は本当に無駄でした。

無駄どころか害悪だったのです。

私が自分を「それでいい」と許すことは

家族にとっても良いことなのでした。

 

 

 

 

 

 

結局、いつものところに行きつきます。

「自分を幸せにする」ということです。

 

だから、例え専業主婦でも

「仕事をしていない」と気後れしないで

思いっきり生活を楽しんでいいのですね。

 

それが周りの人のためでもあります。

 

 

 

 

 

今は共働き家庭が多いので、その場合は

「コミュニティをくつろげる空間にする」

という役目は

大人全員の仕事なのかもしれませんね。

 

 

 

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