心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

動ける体があること

 

 

 

以前、テレビで

ALSの人が安楽死を選んだという

ドキュメンタリー番組を観ました。

 

※ ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは

体を動かすのに必要な筋肉が

徐々にやせていき

力が入らなくなる病気です。

 

 

 

自分の体が自分の意思で動かせなくなるなんて

そのままで生きていなくてはならないなんて

なんと恐ろしく残酷なことでしょう。

 

最後には、自力で呼吸もできなくなり

眼球しか動かせない

その苦痛は、きっと今想像してもわからず

本当にその立場になって、初めて

わかるものなのだと思います。

 

それでも、今想像してみると

もし私がALSになっても

安楽死を選びたいと

思ってしまうと思います。

 

きっと、その苦痛に耐えられない、

早く終わりにしたいと思うでしょう。

 

 

 

 

でも、本当は

安楽死を選んではいけない気がするのです。

 

 

 

例え、寝たきりで目しか動かせなくても

肉体を持ってこの地上にいられる。

 

人と会ったり

目を動かして短い言葉を伝えたり

風や光を感じたり

何かを観たりして

ここにいられる。

 

そして、何かを感じて

何かを思う。気づく。経験する。

 

肉体を持って地上にいれば

経験は続いているのです。

 

 

 

 

肉体を持って地上にいるということは

きっと特別なこと。

スペシャルなこと。

とても嬉しいこと。

 

 

 

それは、肉体を失った時に

わかるのかもしれません。

 

「ああ、肉体を持って地球にいられて

いろんな経験ができるのって

とても恵まれていたんだ。

とても素晴らしい日々だったんだ。」

と、失ってから気づくのかもしれません。

 

 

 

だから、私は

この動ける体があることに感謝します。

 

歩いて行きたいところに行ける。

おいしいものが食べられる。

痒いところを自分でかける。

猫に触れることができる。

いい香りを嗅ぐこともでき

風を感じることもできる。

 

全部、素晴らしいギフトです。

 

 

 

恐怖なんてあったっていい。

生きづらさがあったって構わない。

 

この体で経験できる。

その喜びが圧倒的なのです。

 

恐怖も生きづらさも愛おしい。

それを感じられるのも生きているから。

 

そのくらい、今生きているということは

嬉しいことです。

 

 

 

体があるってありがたい。

体があるって素晴らしいこと。

 

せっかくいただいたこの時間

この体で生きられることを

日々、喜んで

楽しんでいこうと思いました。

 

 

 

 

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