心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

「私は主体的だ」と言う

 

 

 

私は自分のやりたいことをやりたい。

人に振り回されないで

自分の中にしっかり軸を持ち

主体的でいたい。

 

私は、そう心に決めました。

自分ひとりでいる時はこう思えます。

 

 

 

でも、現実に目の前に人がいると

私は簡単に、あっという間に

人に左右される役割をこなすやり方に

戻ってしまうということを

繰り返していました。

 

すぐに人のことを考えて

自分の心がどこかへ行ってしまうのでした。

 

それは、まるで

自動的にそうするように

プログラミングされているようでした。

 

そして、結局、気づくとまた元通り。

 

人に振り回されている。

人の影響を受けまくり、軸はブレブレ。

 

主体的な自分には変われませんでした。

 

こうしよう、こんな自分になろうと

心に決めても

すぐに元に戻ってしまう。

 

 

 

 

そんなふうに

同じことを何度も繰り返して

いつまでたっても変われない自分。

 

そんな自分が情けなくて

そのたびに気分は暗く沈み込みました。

 

 

 

 

 

でも、考えてみれば

主体的というのは

私にとっては初めてのことです。

 

生まれてから、ずっと

人の言いなりになって、人に支配されて

自分というものがなかったのですから。

 

主体的なんて、自分中心なんて

これまでやったことがなくて

どうすればいいのかわからない。

 

気を許せば、すぐに

自分を後回しにして

人に合わせる自動操縦が始まる。

 

主体的なんて、初めてなのです。

 

 

 

初めてのことがうまくできないのは

当たり前ではないでしょうか?

 

私は、初めてのことが

始めからうまくできないのは

当たり前だと思いました。

 

今までやってこなかったことをやる。

今までのやり方を変える。

それには練習が必要なのです。

 

反復が必要なのです。

 

 

 

だから、うまくできなくても

元に戻ってしまっても

そんな自分を責めないで

そう気づいた時に、また

心に決めればいいのだと思いました。

 

 

 

私は、気づいた時に

「私は主体的だ」と言いました。

 

すぐに元に戻ってしまう

その折り癖をつけるように

何度も何度も繰り返し言いました。

 

例えば、硬い紙なんかで

一回折っただけでは

またピーンと伸びてしまったとしても

同じ所を何度も繰り返して折り続ければ

いつかはそこに折り癖がついて

紙は折れたままになるでしょう。

 

そのイメージで

すぐに元に戻ってしまう自分のマインドを

繰り返し繰り返し、変えていく方向で

働けかけ続けました。

 

 

 

気づいたら「私は主体的だ」と言う。

何度でも言う。

 

自分の心がどこかへ行ってしまわないように。

こう言ったら自分の中心に戻れるように。

 

常に意識しました。

 

忘れてしまって元通りになっても

嘆かず、責めず、落ち込まず

淡々と、また「私は主体的だ」と言って

自分の中心に戻ってきました。

 

そうして、諦めないで

自分を主体的に変えると決めました。

 

 

 

 

自分の現実は、自分の意識が創っているので

そうしていると、ほんの少しずつ

何ヶ月、何年もかけて

私は変わっていきました。

 

途中で

「私は主体的だ」がピンとこなくなって

「私は世界の中心だ」に

言葉を変えたりしました。

 

 

 

 

これは、何も「主体的」だけではなく

他のどんなことでも

同じようにできます。

 

「私は大切な存在だ」とか

「私は素晴らしい」とか

「私は楽しく生きる」とか

なんでも。

 

言葉に出すことで

自分に暗示をかけているので

繰り返しその言葉を聞いていると

(自分の声で自分に聞かせる)

そのうち、それが事実のような

選択を自分がするようになります。

 

例えば、「私は大切な存在だ」だと

自分を大切にする選択ができるようになって

自分を粗末にできなくなる、とか。

 

そうしていると、結果的に

周りの人にも大切にされるようになります。

 

 

 

 

自分の思い込みが現実には反映されるので

そこの部分、自分の意識を変えることで

現実は変わります。

 

だから、自分が何を考えているのか

自分がどう思っているのか、に

意識的であることは

本当に大事なことですね。

 

 

 

生きていると「自分は変われない」と

思うこともあるけれども

そんなことはないと思いました。

 

自分の意識次第なのです。

 

 

 

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