心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

豊かなマインド

 

 

 

私は、自分では働いてないけれど

人(夫)の収入で

何不自由なく暮らしています。

 

お金持ちというわけではないけど

今日、快適に寝る場所があり

明日、食べるものに困らなくて

いつでも、必要なものは買うことができるのは

豊かだなぁと思います。

 

 

 

私は、以前よく、専業主婦の自分を恥じて

罪悪感を感じていましたが

(働いてないのに普通に生活していること)

自分をけなすのではなくて

優しく味方する目線で見てみると

「私は豊かだ」というマインドがあることが

見えてきました。

 

豊かなマインドというのは

質の高いものを自分に選ぶ、とか

自分の快適のためにお金を使う、とか

自分やみんなが楽しむためにお金を使う

などです。

 

これらは、「お金がない」と思っていると

できないことです。

 

 

 

私は、竹でできた

五本指くつ下を愛用しているのですが

一足2000円弱と少し高いです。

 

でも、履いた時のサラッとした感触や

生地のしっかりした感じが好きで

ちゃんとそれ相当の価値があると思って

愛用しています。

 

ある時、そのくつ下を知人に

プレゼントしたことがあるのですが

その知人がこう言ったのです。

 

「特別なご褒美の時に履く」と。

 

私は、ちょっと驚いて

「いやいや、すごく気持ちいいから

普段から履けばいいのに」と思いました。

 

もちろん、その人が

自分の好きなようにすればいいことなので

その思いはしまっておきましたが。

 

 

 

また、別の知人で

「家族が出かけて自分ひとりの時は

もったいないからエアコンはつけない」

という人もいました。

 

それにも私は驚いて

「自分がいるじゃん!」と思いました。

 

それは

「自分の快適のためにはお金は使わない」

「自分には豊かさを与えず我慢する」

というマインドです。

 

 

 

質の高いものを自分に与えないことも

快適さを自分に与えないことも

その根底にあるのは

「お金がない」というマインド。

 

それこそが不足のマインドで

その思いでいると、いうまで経っても

お金は入ってこないでしょう。

 

自分の信じていることが

自分の現実世界を創っているからです。

 

良いことも悪いことも

自分の信じていることが

自分の目の前の世界に繰り広げられるのです。

 

 

 

 

 

基本的に「お金はある」と思っていると

普段の行動も変わってきます。

 

自分の本当に欲しいものを買う

(必要のないものは買わない)

自分が快適になるためにお金を使う

(エアコンや質の高い食品、衣類など)

自分の時間や体力のためにお金を使う

(タクシー代、高速代、指定席代など)

人にちょっとした贈り物をする

(それで自分の感謝など表現する)

人の快適や喜ぶことにお金を使う

(自分にもそうしているから)

 

などなど。

 

 

 

私が、今受け取っている豊かさは

私の内面にある「豊かさへの信頼」が

具現化したものなのだと思いました。

 

豊かさへの信頼とは

「お金はある」と思っていて

「自分は豊かだ」と

そのことを信じて疑わないことです。

 

 

 

 

思い返してみると

私がそのようなマインドなのは

母の影響があるということに気づきました。

 

私の母は、安っぽいものが嫌いで

値が張っても良いものを選びました。

 

美意識も高く

私が質の悪い安物を買うと

「安っぽい」と嫌な顔をしたものです。

 

普通のサラリーマン家庭でしたので

お金がたくさんあったわけでは

ないと思うのですが

その中で取捨選択をして、自分の

納得のいくものを選んでいたのでしょう。

 

ケチケチするのが嫌いで

必要な時には使うという豪快さがありました。

 

きっと金銭的に

苦しい時期もあったと思いますが

母は絶対に「お金がない」とは

言いませんでした。

 

親が「お金がない」とは

絶対に言わなかったので

私はお金の心配をしたことが

ありませんでした。

 

そして、品質の良いものを好む母を見て育ち

その価値観は私にもコピーされました。

 

安物を買うと母に嫌な顔をされ

良いものを買うと何も言われないので

私は、良いものを持つことに

罪悪感を感じない人間になりました。

 

 

 

こう考えると、例えばこの逆で

親がいつも「お金がない」と言っていて

自分が良いものを買うと親が嫌な顔をする

という環境だったら

自分も「お金がない」というマインドに

なるのでしょう。

 

 

 

私は、母から厳しくされ、支配され

尊厳や自由など

たくさんのものを奪われましたが

お金の心配をしないという

豊かなマインドをもらっていました。

 

私が今、自分は豊かだと思えるのは

母が豊かなマインドを

私に教えてくれたからなのです。

 

そのマインドがあれば

きっと一生お金には困らないでしょう。

 

そう思うと、私は母から

とても大きなギフトをもらっていたのです。

 

母からは、安心や愛情、優しさなど

もらえなかったものもあるけれど

人生を生きていく上で大切なものを

もらっていました。

 

母が生きているうちに

そのことに気づけて良かったです。

 

 

 

母も、私も

特別にお金を持っているわけではありません。

 

お金があるから豊かなマインドになる

というわけでもありません。

 

例えば、同じ収入であっても

「足りない!お金がない!」と思う人と

「これだけあれば暮らせる」と思う人がいます。

 

その違いなのだと思います。

 

水道の蛇口をひねればお水が出てくる

その豊かさに気づけるかどうか。

今、自分が持っているものに

気づけるかどうか、なのだと思います。

 

今、自分が持っているものを数えて

「ある」と思っていると

豊かさは流れ込んできます。

 

「ある=豊かなマインド」だからです。

 

 

 

そのことをいつも忘れず

今、自分が持っているものに

感謝していたいと思いました。

 

 

 

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