心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

生き方は自由〜専業主婦について

 

 

 

私は、ずっと専業主婦でしたが

実は、今は働いています。

 

 

 

専業主婦でいた頃は

働かない自分のことが恥ずかしくて

自信なく思っていました。

 

自分で主婦である自分のことを馬鹿にしていて

「怠け者」「自分で稼げない人」

「人に頼って生きてる人」「能力のない人」

「価値の低い人」などと思っていました。

 

こんなことは全部幻想で

私の勝手な思い込みで事実無根です。

これは声を大にして言っておきます。

 

専業主婦は馬鹿にされる存在ではない、と。

 

 

 

でも、自分で自分のことをそうやって

無価値だと思っていた頃は

本当にそのままが現実に反映されて

私はいろんなところでキャリアのある人から

馬鹿され、軽く扱われる経験をしました。

 

そういう経験をすると、さらに

「ほら、やっぱり専業主婦は馬鹿にされる」

という思いを強化することになりました。

 

そして、そう思えば思うほど

また、そのような現実が現れ

悪循環に陥るのでした。

 

 

 

 

 

私の友人に、とても華やかな人がいます。

 

その友人は専業主婦ですが、多才で

お料理やお菓子作りが上手だったり

英語が堪能だったり

お習字、裁縫もできたり

何でもできるスーパーウーマンのようです。

 

運動神経も良くて体育の教職免許を持ち

とてもオシャレで美しいです。

 

そんな彼女の夫は高収入で

彼女は日々、プールで泳いだり

テニスをしたり、ホテルに泊まって過ごしたり

ショッピング、外食、アフタヌーンティー

など、優雅な生活を送っています。

 

その様子をブログで発信しています。

 

 

 

私は、そんな彼女を誰か馬鹿にするだろうか?

と考えました。

 

仕事はしてないけれど

優雅にリッチに毎日を楽しんでいる。

子育てを楽しみ(三姉妹の母です)

主婦であることを楽しんでいる。

 

そして、何も考えてないわけではなくて

日々学んだり、主体的な自分の考えを

発信したりしている。

 

誰も彼女を

馬鹿になどしないだろうと思いました。

 

 

 

彼女が働かないのは

働く必要がないからです。

夫が高収入で

パートで家計を支える必要がないのです。

 

必要がないから働かない。

働かないから、毎日の時間を

自分のやりたいことに費やせる。

 

そのことを咎める人がいるでしょうか?

 

 

 

 

 

働く必要がない人が

自分の時間をどう使うかは

その人が決めることです。

 

先祖代々の資産家や不労収入のある人は

働く必要がありません。

 

世の中には働かなくても

自分の好きなことをして

優雅に毎日を過ごす人もいるのです。

 

そんな世界があることを理解できないと

「働かなくてはならない」という

狭い価値観を人に押しつけることになります。

 

「働かなくてならない」は

狭い一部の常識であり、価値観で

万人に共通するものではありません。

 

その価値観の世界からかけ離れたところにも

人はいっぱいいて、豊かな世界は

広がっているのです。

 

 

 

 

また、私の別の友人で

結婚はしているけれども子どもはなく

でもこれといって仕事はしていない

という人も3人くらいいます。

 

「子育てが大変」という言い訳もできず

世間の風当たりはいかほどかと思いますが

私はその人たちが自分の時間をどう使おうと

それでいいと思います。

 

たぶん夫の収入だけで暮らせるのだろうし

きっとそれが一番しっくりくるのだろうし

一番楽なのだろうし

心穏やかに過ごせるなら

それでいいと思います。

 

誰にも迷惑かけていません。

その人の生き方で、自由です。

 

 

 

そう、生き方は自由。

人がどうこう言う権利などないのです。

好きに、楽に、楽しく過ごしたらいい。

 

 

 

 

 

ちなみに、主婦の価値について

私は大いにあると思っています。

 

大したことは何もしていないようで

常に人をサポートしている。

その存在に本当は

みんな支えられているのです。

 

人の世話を焼き、人の話を聴き

家の内を整えて、基地を守る。

その存在のおかげで

仕事をする人、勉強をする人が

外で力を発揮できるのです。

 

世の中に専業主婦が

ひとりもいなくなればわかります。

 

それが、どれだけしんどいことか。

 

北欧のように社会福祉が充実していたり

夫が家事も子育ても半分やってくれる

というのなら話は別ですが

日本はまだそこまで社会が整っていません。

 

その中で、無償で人の世話を焼いてくれる人が

いなくなるということが

どれだけ社会に影響を及ぼすか。

 

どれだけ、社会が無償で働く主婦によって

支えられているかわかるでしょう。

 

いるのが当たり前。

やってもらうのが当たり前。

そんな世の中では

主婦の存在は軽んじられます。

 

でも、本当は

とてもありがたい存在なのです。

 

無償で、子どもからお年寄りまで

あっちの人、こっちの人、と

人を支えているのですから。

 

 

 

 

 

専業主婦を軽んじ

自分自身を馬鹿にしていた私ですが

それは間違っていたと気づきました。

 

仕事はしたいのならすればいいし

その必要がないのなら

自由にすればいいと思います。

 

 

 

中には、働かなくてはならないのに

働けない人もいるでしょう。

 

その場合も、「働けない」という

自分の状況をわかってあげて

思いやりを持って

自分を責めないであげてほしいです。

 

 

 

自分の狭い価値観を人に押しつけることは

できませんし、また

自分も人から自分とは違う価値観を

押しつけられる筋合いはありません。

 

 

 

生き方はその人の自由。

それにつきると思います。

 

 

 

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