心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

母の問題対処法は頑張る、無理する、我慢する

 

 

 

先日、久しぶりに帰省して母に会って

感じたことがあります。

 

母の問題の対処の仕方は

「もっと頑張る」「無理をする」

「我慢する」なんだなってこと。

 

 

 

 

私の子どもには発達障害があって

聴覚過敏など

いろいろな感覚の特性があります。

 

その中に「金属音が苦手」

(金属のキーッという音が苦手)

というのがあるのですが

何気なくこの話を母にしたら

「慣れるしかない」と言うのです。

 

発達障害のある人の感覚の「苦手」は

生理的に受け付けないレベルの嫌悪感なので

「慣れる」なんてことはないと思いますし

「慣れる」まで何度も尋常じゃない不快さを

我慢し続けなければならないのは

あまりにも酷ではないかと思います。

 

こういう時は、発達障害のある人が

少しでも楽に生活できるように

なるべく苦手なものに触れないで済むように

環境を整えて配慮するというのが

今の主流の対処法になってます。

 

そうでなくても生きづらいのですから

少しでも「苦手なことはやらなくていい」

「不快なことはなるべく遠ざける」など

環境を整えてあげるのは

ある意味平等ではないかと思います。

 

けれど、母にはこのような思考はなく

「環境に自分を合わせる」

つまり「自分が我慢をして慣れるしかない」

となるのです。

 

 

 

 

また、私は新幹線が苦手なのですが

(今はだいぶマシですが、昔は新幹線に乗ると

プチパニックのようになってました)

そのことについても母は

「慣れるしかない」と言います。

 

「新幹線が乗れないなんて困る。

慣れて乗れるようにならなければならない。」

と言います。

 

確かに、新幹線が乗れないのは

私もとても困りますし

このような苦手さには

暴露法という慣れさせていく療法もあります。

 

だから、母の言い分は正論ではあります。

 

けれど、苦手だと感じている私の

不安や恐怖、大変さ、もどかしさなどへの

共感や労い、励ましが一切なく

気持ちを無視されて

「辛くても我慢して慣れるしかない」

と言われると

言われた方としてはしんどさを感じるのです。

 

 

 

 

こんなやり取りがちょこちょこあったので

「ああ、母の問題の対処法は

頑張る、無理する、我慢する、なんだな」

と思ったのでした。

 

それが母のやり方で、母の生き様なのです。

 

そうやって対処してきて今があるから

人にもそのやり方をやらせようとするのです。

 

むしろ母としては善意で

アドバイスしているのかもしれません。

「そうすれば上手くいく」

そう思っているのかもしれません。

 

 

 

母には「苦手なことはやらない」

「やりたくないことはやらない」

「そのままでいい」「誰かに手伝ってもらう」

「断る」「助けてと言う」「弱音を吐く」

「全てを受け入れる」「自分を最優先する」

「自分を大切にする」などという対処法なんて

思いつきもしないのでしょう。

 

思いついてもやってはいけないと

思っているのでしょう。

 

 

 

 

 

母は、私とは全く違う世界を生きています。

母の世界は昭和で止まっています。

 

私は、そんな世界におつき合いはしません。

私は、私の世界を生きます。

 

 

 

私は、私の望む世界を生き

自分自身との絆を強く結び

自分を愛します。

 

帰省して、改めてそう思いました。

 

 

 

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