心のままに〜生きづらさの克服

毒親育ちのアダルトチルドレンが自分を救ってきた日々

自分のことは自分でしか守れない

 

 

 

私は、今の職場で働き始めて

一年以上経つのですが、ずっと言えなくて

モヤモヤしていたことがありました。

 

それは、昼休憩が1時間取れないこと。

その取れなかった分に時給がつかないこと。

労働契約は昼休憩は1時間になっています。

 

けれど、業務上どうしても難しく

また、私以外の社員さんは昼休憩を

ほとんどきちんと取ってない状態なので

(自席で10分〜15分くらいで

お弁当をかき込む感じ)

既に40分くらいは休めている身としては

これ以上休みたいとは言えなかったのです。

 

言えないけれど、時給で働いている私は

毎日の20分の時給のことを考えると

「なんだかなぁ、おかしいよなぁ」と

スッキリしない思いでいました。

 

 

 

 

 

そんな中、先月から新しい人が何人か入りました。

 

その中のお一人がとても自分を大切にする方で

「6連勤は体力的にきついです」

「その仕事は私にはできません」など

サクサクと言いづらいことを言う人でした。

 

そして「昼に取れなかった休憩を

ちょっと取ってもいいですか?」と言って

夕方のひと段落ついた頃に

ひとりで休憩を取ったりしていました。

 

これは本当にすごいことです。

 

誰もそんなこと言わなかったし

誰も休憩なんて取ってない中での

その発言、その行動ですから。

 

 

 

 

 

その方は前職が外資系企業の会社員で

時間外労働は1分単位でつくのが当たり前

休憩や休暇も取るのが当たり前の世界

だったそうです。

 

そんな世界から来た人から今の職場を見ると

「あまりに大雑把でびっくりする」そうです。

 

そして、「休憩を欲しがることが

申し訳ないような雰囲気だけどおかしい。

それは当然の権利だ。」と。

 

また「会社は自分を守ってくれない。

自分のことは自分でしか守れない。」とも。

 

その方も以前、働きすぎて

潰れてしまった経験があって

だからこその今の行動なのだそうです。

 

私は、その方の話を

本当にそうだなぁと思いながら聞きました。

 

 

 

 

 

そして私も、おかしいと思うけれども

言いづらいからとうやむやにして逃げないで

言いたいことをきちんと言って

自分を守らなければいけないと思いました。

 

私は、所長に昼休憩が1時間取れないこと

休憩取るのが難しければ、その分の

時給をつけて欲しいことを言いました。

 

すると、あっさり

「時給をつけるのは難しいから

休憩を1時間しっかり取れるように

しましょう」と言ってくれました。

 

そして、次の日から

業務の時間の割り振りを変えて

昼に1時間休憩できるようになったのです。

 

「この時間はこれがあるから無理」と

思っていたのに、何のことはない

サクッと変更できたのです。

「できるんじゃん!」と思いました。

 

でも、それも私が「昼休憩が取れない」

と言ったからそうなったのです。

言わなかったらいつまでも、昼休憩が

まともに取れない毎日が続いたでしょう。

 

他の人は誰も「昼休憩取れてないよね?

取れるようにしてあげよう。」とは

言ってくれません。

 

だから、自分が言わなければならないのです。

自分が自分を守らなければならないのです。

 

 

 

 

新しく入った人が働くということに対して

みんなと全く違う価値観で振る舞ったことや

それに影響された私が「休憩が取れない」

と発言したことで職場が変わり始めました。

 

私以外のパートさんや

今までほとんど休めなかった社員さんも

やりくりしてきちんと休憩を取っていくように

改善することになったのです。

 

それは当然の権利だし

きちんと休むことは大切なことだから

こうやって職場の環境が変わっていくのは

とてもいいことだと思います。

 

 

 

 

この流れを作った新しく入った方は

一見、自分勝手とも思える言動をしますが

本当は自分軸がしっかりしていて

自分を守れるのは自分だけ

ということをわかっていて

「できません」「休憩取らせてください」

が言える強い人でした。

 

この方の影響で、私は

ずっと言えなかったことが言えたのです。

 

私にとって、この方はお手本です。

 

言いたいことを言って自分を守り

自分軸をしっかり保つお手本。

つい人を優先し、自分は我慢してしまう

私の一番弱いところ。

一番苦手なところ。

 

だから私はこの方に

出会わせてもらったのだと思います。

 

「こんなふうにするんだよ。

こんな人もいるんだよ。」と

見せてもらったのです。

 

私は、この出会いに感謝します。

 

 

 

 

この件で

「自分が受け取るものは自分の毎瞬の

意識と選択により変化して決まる」

ということをまた体験できました。

 

こうしたい、こうなりたい、と思ったら

そのように選択する。

 

「休憩きちんと取れないのおかしい。

ちゃんと取りたい」と思ってそう行動したから

「休憩をきちんと取れる」という現実を

受け取ることができたのです。

 

そのことで誰からも文句も嫌味も言われず

快諾という感じでことは流れました。

 

私が行動しなければ、私の現実は

「きちんと休みたいと思いながら休めない」

ままでした。

 

私の現実は私が創っているのです。

 

 

 

 

これからも自分が生きたい現実を

自分で創造していきたいと思いました。

 

 

 

f:id:miiko-3:20231127175750j:image